日本陸上競技連盟は2日、東京五輪の追加代表を発表した。ともに富士通所属で男子5000メートルの松枝博輝(28)、同棒高跳びの江島雅紀(22)が世界ランキングで代表権を獲得。女子400メートルリレーで石川優(18)=青学大=が選出された。いずれも初の五輪切符。
南足柄市出身の松枝は相洋高、順大を経て富士通に入社。1月の全日本実業団駅伝1区で区間賞を獲得するなど駅伝で実績を残す一方、代表選考会を兼ねた6月の日本選手権では13分30秒21で2位に食い込んだ。
横浜市神奈川区出身の江島は荏田高3年時の全国総体で自身の日本高校記録を更新して優勝するなどジュニア時代から活躍。日大3年時の19年には世界選手権に出場した。日本選手権は5メートル60の2位だった。
伊勢原市出身の石川は相洋高2年時に全国総体400メートルリレー優勝に貢献。昨年の全国高校陸上大会では100メートル、200メートルの2冠に輝き、青学大進学後も6月の日本学生個人選手権100メートルで11秒48の自己ベストをマークしていた。
五輪代表は既に決まっていた選手を含め男子43、女子22人となった。