緊急事態宣言時には「無観客あり得る」菅総理

 菅義偉総理は1日、千葉県八街市の交通事故現場を視察後、記者団に東京都での新型コロナウイルス感染症感染拡大傾向を踏まえた『五輪の無観客開催』の検討について「緊急事態宣言のときは無観客もあり得るということを私から明言している」と語った。

 そのうえで菅総理は「このことについては5者協議で協議することが決定しているので、様々な、国民の安全・安心を最優先にする中で対応していく、そういうふうに思っている」と答えた。

 菅総理は「政府は緊急事態宣言とか、まん延防止等重点措置を延長する、しない、そうした方針を決める。そうしたものを受けて(無観客にするかどうか)5者協議の中で決められることになる」と述べた。

 都内では6月30日に新規感染者が714人と5月26日以来の700人超えとなり、7月1日も673人と12日連続して前週の同じ曜日を上回る状況が続いている。

 菅総理は「東京などの感染者状況について緊張感を持って、警戒感の中でしっかり対応していきたい。併せてワクチン接種を加速させたい。緊急事態宣言、あるいはまん延防止等重点措置については全体の様子を見る中で決定していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)

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