京都・白川通が泥だらけ、浸水の店舗も 記録的な大雨、左京区で土砂崩れ相次ぐ

泥だらけになった白川通(3日午前9時45分、京都市左京区一乗寺)

 2日深夜から3日未明にかけて京都市は大雨に見舞われた。左京区の白川通では周辺の水路からあふれた泥水が流れ込み、浸水被害を受けた店舗もあった。

 左京区一乗寺では、3日未明に用水路などから泥水や土砂、流木があふれ、住宅街の道路や白川通が一時冠水した。

 白川通沿いの100円ショップ「シルク白川一乗寺店」には、店内に泥水が流れ込み、開店員が泥水の掻き出しに追われた。店員の女性が午前9時ごろに出勤すると、既に浸水していたという。白川通は、路肩や歩道が泥で覆われ、住民が足元を気にしながら歩いていた。

 京都市中京区では、午前4時までの6時間に135ミリの雨が降った。午前2時までの1時間には、7月の観測史上最大となる時間雨量64.5ミリの非常に激しい雨を観測。左京区の8400世帯に避難指示が出た。京都市左京区北白川の「山中越」や、左京区八瀬の国道367号では土砂崩れが発生した。

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