【MLB】大谷一問一答 激走サヨナラは「2発より価値ある」、両リーグ最速30号は「節目の数字」

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

両リーグ最速30号に到達、4打数2安打3打点1盗塁で打率.280

■エンゼルス 8ー7 オリオールズ(日本時間3日・アナハイム)

エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で2試合ぶりの29号ソロを放つと、4回の第3打席で一時逆転の30号2ラン。9回の第5打席では四球で出塁し、サヨナラのホームへ滑り込んだ。4打数2安打3打点1四球1盗塁で打率.280。チームは8-7で今季2度目のサヨナラ勝ちした。

打って走っての大活躍だ。4点を勝ち越された3回先頭、左腕アキンから右翼席へ29号ソロ。1点差に迫った4回1死一塁では左越えへ逆転30号2ランを放った。同点の9回では四球で出塁。レンドンの打席で守備妨害を取られて二盗は取り消されたが、続くウォルシュの打席で二盗を成功。今季12個目の盗塁だ。最後はウォルシュの安打で二塁から激走してサヨナラのホームへ滑り込んだ。

――前回の試合も今日も逆転勝利した。その原動力は。
「前回は僕が打たれてしまったので、取り返したいなと思っていきました」

――本塁打量産している。秘訣は。
「今日はすごいファンの人にいっぱい入ってもらって、気分良く打席に入れた。そのおかげかなと思います」

――オールスター戦に選ばれた。
「特別な選手の証というか、すごい興奮していますし、本当に多くの人に投票してもらって感謝しています」

――サヨナラの場面について。セーフになる自信は。
「回すしかないと分かっていたので、そのままいきました。打球が強かったので、どうかなと思いましたけど、迷いはなかったですね」

――29号、30号。1試合2発でシーズン30号に到達した。
「1つ節目の数字ではあると思うので、打てて良かったなというのはあるんですけど。全体としてトータルとして試合を見た時に、最後の盗塁とセカンドからの走塁の方が価値があると思います」

――9回の二盗は2度目のトライだった。
「1回目はそんなに警戒されてなかったので、普通のステップのままいけるのかなと思いましたけど。2回目は走ることを相手も考えていると思うので。捕手も含めて。なかなか難しい選択肢ではありましたけど、1点を取る中ではセカンドにいた方がヒット2、3本続くより可能性は高いとベンチも思っていたと思うのでトライしました」

――2打席目からMVPコールが響いた。
「プレッシャーに感じるというよりは素直に嬉しい気持ちで打ってやろうという気持ちで打席に向かえるので。個人的にはすごくありがたいなと思います」(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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