【ゴルフ】コロナ陽性の松山英樹 東京五輪の〝救世主〟はどうなる?

松山英樹(ロイター=USA TODAY Spоrts)

男子ゴルフの松山英樹(29=LEXUS)が新型コロナウイルス陽性となり、周囲から心配の声が上がっている。

松山は出場中だった「ロケットモーゲージ・クラシック」(デトロイトGC=パー72)は第ラウンド前に棄権。PGAツアーを通じて「棄権しなければいけないのは、とても残念です。私は他の全ての方々の安全と健康のために、必要な全ての予防措置を講じます。完全に回復して、できるだけ早く復帰できることを楽しみにしています」とコメントし、今後はPGAのサポートを受けながら疾病対策センター(CDC)のガイドラインに基づく自主隔離に入る。

4月の「マスターズ」ではアジア人初となる海外メジャーを制覇して〝時の人〟となった。メジャー2勝目を狙う15日開幕の「全英オープン」出場はピンチとなった上に、23日開幕の東京五輪では金メダルの期待もかかるだけに不安は募る。

男子ゴルフは29日の早朝に第1ラウンドがスタート。大会が最も佳境となる8月1日の日曜日に最終ラウンドを行う日程だ。かねて松山は五輪出場について「光栄に思います」としたうえで「メダルを獲得して、たくさんの方々にゴルフの素晴らしさを知っていただけるように、がんばります」とコメントしており、世論から厳しい目を向けられる東京五輪の〝救世主〟として五輪関係者は期待を寄せていた。

気になる症状について、松山のマネジメント会社は「回答は控えさせていただいています」として、今後については「米国政府やPGAツアーの管理の下で行動していくことになる」と話している。

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