梅雨前線北上 県内大雨の恐れ

 新潟地方気象台は2日、県内の大雨に関する気象情報を発表した。それによると、県内は4日から5日にかけて激しい雨となり、大雨となる見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒を呼び掛けている。

 西日本から東日本の太平洋側に延びた梅雨前線は、4日から5日にかけて日本海まで北上し、前線上の低気圧が日本海を東北東へ進む見込み。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発な状況が続き、県内は大気の状態が不安定になるとみられる。

 県内で4日午後6時までに予想される24時間降水量は上越で50~100ミリ。前線の活動や低気圧の発達の程度によっては、警報級の大雨となる恐れもあるため、同気象台は今後の気象情報などに留意するよう呼び掛けている。

© 株式会社上越タイムス社