中日が泥沼の今季ワースト5連敗で借金10 与田監督「数字で戦い方を変えるということではなく…」

中日・与田監督

与田竜の借金がついに2年ぶり2桁10まで膨らみ、4日にも自力Vが消滅する危機を迎えた。

中日は3日のヤクルト戦(バンテリン)で、投打とも振るわず1―5で敗戦。これで引き分けを挟み5連敗となり、8カード連続で勝ち越しなしと泥沼から抜け出せないでいる。

先発の小笠原が踏ん張れなかった。2回二死二、三塁で、8番・古賀に痛恨の中前2点適時打を浴びて先制点を献上。さらに4回には2四球と安打で無死満塁のピンチを招くと、またも古賀に中前へ適時打を許し、結局、5回0/3を6安打3失点KOされ、今季4敗目(5勝)を喫した。

打線も相手先発の小川の前に沈黙。9回にビシエドの犠飛で1点こそ奪ったものの、5安打完投勝利を許した。打線に対して与田監督は「基本的に直球を積極的に打ちにいこうという中で(小川の)得意のカットボールの見極めがうまくできなかったのかなというふうにベンチから見ていたが、両サイドのコントロールも今日は良かった。(緩急つけた投球に)ウチが対応できなかった」と悔しがった。

連敗脱出のために必要なことを問われると「それは当然、監督も含めて今できること、やらないといけないことしっかり考えて。これまでも、やってきてはいるが、何を言っても結果を出さないといけない、そこだけです」と説明した。

今季ワーストとなる2桁借金に膨らんだことには「数字に関してもきちんと受け止めている。数字で戦い方を変えるということではなくて1戦1戦やれることをやるしかない」と答えた指揮官だが、最短で4日にも自力Vが消滅するだけに意地を見せた戦いができるか。

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