一般社団法人ウェブ解析士協会が新潟県内の大学・専門学校4校を招待しウェブマーケティングの特別セミナーを開催

セミナー講師の窪田望氏

一般社団法人ウェブ解析士協会(本部:東京都)は3日、新潟大学、新潟高度情報専門学校、NCC新潟コンピューター専門学校、JOHO新潟情報専門学校の学生・教職員を無料招待し、高度最新のウェブマーケティング手法を開示する特別セミナーを開催した。

2010年に設立された同協会は、事業の成果に導くウェブ解析を広く学ぶ機会の創出、ウェブ解析を通じての産業振興や、ウェブ解析に関する社会教育の推進を目的に活動している。これまで、協会のカリキュラムを受講した人は4万1,000人を超え、認定されたウェブ解析士は、全国7支部に分かれて地域の企業への貢献活動を行なっている。

優秀なIT人材や最新ノウハウは都心に集中しがちで、その状況が地方創生の障害になると言われている。そのため同協会では社会人向けに開催予定だった同セミナーを、学生も参加できるようコンテンツを改訂。県内4校の学生・教職員を同セミナーに無料招待することで、日本の未来を担う若者がウェブマーケティングの世界を身近に感じ、将来を考えるきっかけになることを目的としている。

セミナー会場の様子

セミナーには20人から30人ほどの学生たちがオンラインで参加し、講師として株式会社Creator’s NEXTの窪田望CEOが参加した。窪田CEOは最新のGoogle Analytics(ウェブ解析手法)について解説した後、学生と共に県内企業である株式会社アークスタイル(新潟県三条市)のウェブページをライブ解析。学生たちは4グループに分かれてWebページの改善施策・立案のディスカッションを行ったのち、まとまった改善策をプレゼンテーションした。

今回のように学生が主体となったセミナーは2019年に宮城県仙台市で開催されたセミナーに続き2回目。今後も同協会は同様のセミナーを全国で行っていく予定だという。

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