巨人・原監督 リーグ最速&断トツの100本塁打到達に「だはっ(笑い)」

4回にソロを放った北村(左)を迎える巨人・原監督

リーグ屈指の重量打線の活躍に、指揮官もニンマリだ。巨人の原辰徳監督(62)が3―1で勝利した3日のDeNA戦(神宮)後、リーグ最速で100号に到達した打線に賛辞を贈った。

神宮の夜空に3本の放物線が描かれた。両チーム無得点で迎えた3回、丸が阪口から逆方向への9号ソロを放って先制すると、今度は続く主砲・岡本和真内野手(24)が左中間スタンドへの24号ソロで2者連続弾。「丸さんのあと、どさくさに紛れて打ちました。一振りでしっかりと仕留めることができてよかったです!」と初球を振りぬいた力強い一発は、ヤクルト・村上と並ぶ本塁打リーグトップタイとした。

クリーンアップのスイングに下位打線も奮起。今季好調の北村が4回にキャリアハイとなる3号ソロを放ってさらに1点を追加するなど、快音が続いた。

岡本和が放った1本で、チームはリーグ最速となる100本目の本塁打に到達。2位・ヤクルトの76本を大きく上回る数字だ。これには原監督も「やっぱりパワー、テクニック、スピードというのがバッターの大事な要素だけど、そのパワーという部分というのはね、他球団よりややあるのかなというくらいの。それは大事な要素ですね」と、パンチ力のある打線を褒め称えた。

それでも「監督としても楽になる? だはっ、それはよく分からない(笑い)。本塁打が出りゃ勝てるチームなのかつったら、それは違うし」と、謙遜する一面も見せた。

一発攻勢が実り、チームはこれで3連勝。首位を走る虎の背中まであと少しと迫る中で、今後も巨人の強力打線が猛チャージを仕掛ていく。

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