【競泳】池江璃花子が21歳の誕生日に日本記録  会場に流れるバースデーソングに涙

21歳の誕生日を日本記録で飾った池江璃花子

競泳のサマーチャレンジ記録会(4日、神奈川・さがみはらグリーンプール)、東京五輪代表の池江璃花子(21=ルネサンス)、五十嵐千尋(26=T&G)、酒井夏海(20=スウィン美薗)、大本里佳(24=ANAイトマン)の女子400メートルリレーチームが、非五輪種目の200メートルリレーに出場。3日に記録した日本記録(1分39秒82)を再び更新する1分39秒67をマークした。

この日、21歳の誕生日を迎えた池江。レース後、電光掲示板に祝福メッセージが映し出され、バースデーソングが会場中に響き渡ると、思わず涙が浮かんだ。「日本一か世界一か分からないけど、本当に幸せなスイマーだなと心から思った。21歳最初のレースと、20歳最後のレースで日本記録を出すことができてうれしい」と感慨深げに語った。

ただ、満足はしていない。前回のリオデジャネイロ五輪では、100メートルバタフライ5位が池江の最高成績。「(リオで)メダルを取らないと五輪は意味がないと思った。メダルを取らないとっていう使命感ではないが、(五輪に)出るなら取りたい」と闘志を燃やす。

東京五輪までは残り約3週間。「今後代表チームで動く時間が長くなると思う。チーム力や雰囲気、五輪に向けての意識を自分の中でも高めていけたら」と気合は十分。さらなる奇跡へ、自らの足で道を切り開いていく。

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