大型客船から出火、1人がやけど 浦賀水道

 4日午前11時35分ごろ、東京湾の浦賀水道を航行中のクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」(約2万6500トン)から、第3管区海上保安本部運用司令センターに「小規模火災が起きた」と通報があった。消火していた乗員のフィリピン国籍の男性(30)が左足首にやけどを負った。乗客にけがはなかった。

 横須賀海上保安部によると、現場は剱埼灯台(三浦市)から北東8.6キロメートルの海上。客船は3日夕に神戸港を出て、横浜港に向かっていた。船内のエンジンルーム内で出火し、乗員らが消し止めたという。

 旅客船は午後2時50分ごろ、横浜港・大さん橋ふ頭に着岸した。運航に支障はないという。

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