中日が打順大幅変更も11度目ドロー 与田監督「少しでもいい形になることを願ってやっている」

与田監督

中日が4日のヤクルト戦(バンテリン)で打線を大幅に変更して臨んだが、3ー3と今季11度目の引き分け。

今季不動の1番を務めてきた大島を2019年8月20日以来、3番で起用し、開幕から中軸だった打撃不振の高橋周を7番に下げ、福留を14試合ぶりにスタメン復帰させるなどした。中日が負けて首位阪神が勝てば、自力V消滅の危機だったが、8回にビシエドの値千金の同点2ランが飛び出すなど何とか踏みとどまった。

以下は与田剛監督(55)の一問一答。

――ビシエドに一発
「本当によく打ってくれた。あそこはね。さすが4番でしたね」

――ビシエドの状態は
「少しずつ良くなってきていると思う。今年、不調になった時期が長引いたが、長引かないようにいいきっかけにしてほしい」

――3番を大島にして打線も組み換えた
「(高橋)周平のところもそうだし、いろいろ打順を替えてみて、何かいいきっかけになればいいなと。みんなで相談しながらやった」

――今日の打線の感じは
「まだ、これから。周平にも(大島)洋平にも1本出たが、(安打が)出たとか、出なかったとかいうよりは、ちょっとずつ良くなってほしい」

――高橋は7番から這い上がってほしい
「別に。いわゆる降格とかよく書かれるが、今の状態にあった場所を何とか探そうという考えなので。力がないからとか、信頼感がないとか、そういうことじゃない。いろいろ動かしてみてということ」

――6回に三ツ俣が7年ぶりの本塁打
「いやー、本当あの1本は大きかったですね。よく打ってくれました」

――8回のビシエド同点2ランは打線の組み換えが成功したのか
「それは一概には言えないが、とにかく今は勝って結果を残していかないといけないので、少しでもいい形になることを願ってやっている」

――追いついたが、1、3、7回の好機であと1本出なかった
「それは出るようにするしかない、それだけです」

――今カードは先に先発投手が点を取られたが踏ん張ってほしい
「それは当然ね。なかなか打線の状態も上がっていかない中で、先発が先に点を取られると厳しくなる。それをよく今日は打線がなんとかカバーしてくれた」

――6日からの9連戦の最初の相手は巨人3連戦だが
「当然強いチームであることは間違いないので、この9連戦で何とか一つでも勝っていくという意識を持って戦っていきたい」

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