【名古屋場所】白星発進の正代 熊本豪雨から1年に「地元の人に元気になってもらいたい」

隆の勝(奥)を寄り切りで下した正代

大相撲名古屋場所初日(4日、愛知県体育館)、大関正代(29=時津風)は幕内隆の勝(26=常盤山)を寄り切って白星発進。取組後は「立ち合いの一歩でいい圧力をかけられて、そのまま攻めることができた」と納得の表情だった。

熊本豪雨からこの日で1年。熊本出身の正代は「まだまだ災害の傷跡が残っている。地元の人にも元気になってもらえたらと思って相撲を取りたい」と話す。

また、今年も全国各地で大雨による被害が報じられていることから「ここ何年か暗いニュースが続いているので、明るいニュースを自分がつくれたら」と静かに闘志を燃やした。

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