〝筆談ホステス〟斉藤りえ氏(37)が4日、都議選大田区選挙区(定数7)で立憲民主党から立候補し見事に初当選した。本紙の独占直撃に「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香(37)とのマル秘エピソードを明かした。
斉藤氏は昨年7月の女性候補者しかいない〝女だらけの北区補選〟で、惜しくも次点に泣いたが、今回リベンジを果たした格好だ。
初当選した気持ちや「どんな都議になりたいか」を聞くと筆談でこう返した。
「感謝の気持ちでいっぱいです。耳が聞こえない都議会議員は、私が初めてでしょうから、障がいを持つ当事者ならではの視点を大切に、真摯に議員活動をしていきたいです」
同選挙区は前回の選挙より定数が1人減り7人。新型コロナ禍も加わり厳しい選挙戦が強いられた。
斉藤氏は「日々の活動でしんどかったのは、マスクで話かけてくださる方たちの『口形』が読めずにコミュニケーションに苦労したこと。筆談ホステスの原点に戻って? 街中で筆談も使いました」と振り返った。
〝ママ友〟である市井からは、選挙戦に突入する前の準備段階からサポートを受けたという。
「さやかちゃんは『わたしは希望を持てる社会を斉藤りえに託したい。何としても勝とう! 未来を変えよう!』と訴えかけて、私に力強い言葉をかけてくれました」
選挙期間中、市井とのエピソードついて斉藤氏は「選挙中に、ふたりでランチしたひとときも、いい息抜きになりました。次はさやかちゃんの番だと思うので、恩返しとして私が全力で支えたいですね」と語った。