全九州高校大会 剣道・男子団体 長崎南山 準優勝

【剣道男子団体決勝、長崎南山-九州学院】長崎南山の大将山中(右)が果敢に攻め込む=鹿児島県日置市、吹上浜公園体育館(提供)

 全九州高校大会は4日、各地で4競技が行われ、県勢は剣道の男子団体で長崎南山が準優勝、西陵が3位入賞した。
 6月の県高総体を17大会ぶりに制した剣道男子団体の長崎南山が、九州の舞台でも決勝に勝ち上がった。最後は九州学院(熊本)に0-2で敗れたが、大将の山中は「うれしいような悔しいような感じだけれど、今大会は一人一人が自分の役割を果たした。全員で一戦一戦勝っていけた」と手応えを口にした。
 4校による予選リーグから、九州学院、春の全国選抜大会3位の大分国際情報と顔を合わせる厳しい組み合わせだった。ここを1勝2分けの2位で通過すると、準々決勝で高千穂(宮崎)、同県対決となった準決勝で西陵を倒して決勝進出。白石監督は「欲を言えば優勝したかったが、よく頑張ってくれた。いい勉強をさせてもらった」と選手たちの健闘をたたえた。
 次に臨むのは最大の目標であるインターハイ。山中は「夏までにもっと攻撃力を上げて、相手を圧倒できるようにする。優勝を狙っていく」と力強かった。

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