もはやレジェンドの域か。4日に米ニューヨークで行われた同国独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会で、ジョーイ・チェスナットさん(37)が14回目の優勝を遂げた。CBSのツイッターはこれをスポーツニュース扱いで報じ、あの英雄たちと同列に論じた。
チェスナットさんは10分間に76個を食べ、昨年達成した75個の大会記録を更新し、連覇を6に伸ばした。「ジョーズ」の異名を持つ早食い男は、2007年に「ツナミ」と恐れられた小林尊さんの連覇を6で止めると、14年まで8連覇。翌年にタイトルを失うも、奪還した16年から勝ち続けている。
米4大ネットのCBSはスポーツ部門のツイッターアカウントで、チェスナットさんの「14」回優勝を強調。隣にバスケットボール・NBAのマイケル・ジョーダン、アメフト・NFLのトム・ブレイディという2大スーパースターの画像を並べて、獲得タイトル数が両者合計で「13」だとして、早食い王が「真のGOAT!?!」と見出しをつけた。
GOATは「ザ・グレーテスト・オブ・オールタイム」を略した俗語とされる。つまりチェスナットさんは、この2人に比肩すべきレジェンドではないかというわけだ。しゃれっ気のツイートの可能性もあるとはいえ、破格の扱いと言える。
米国では新型コロナのワクチン接種が進んでいるためか、スタンドにはマスクを着けていない大勢の観客が。祝福を受けた早食い競技者は「観衆が後押ししてくれた。最高に幸せだ」と語った。
女性部門では昨年まで7連覇していた須藤美貴さんが妊娠のため今回は不参加。31個食べたミシェル・レスコーさんが初優勝した。