乃木坂46大園桃子 卒業発表の舞台裏 重圧、号泣、苦悩…周囲が支えた5年間

芸能界引退を発表した大園

センター経験者はなぜ電撃的な卒業&引退発表を決断したのか――。

人気アイドルグループ「乃木坂46」の大園桃子(21)が4日、公式ブログで「今回の27枚目シングルの活動をもちまして乃木坂46を卒業します」と発表。8月22日の「真夏の全国ツアー」福岡公演がラストライブになることを明かした。

さらに、大園は「乃木坂46として活動する最後の日は、3期生12人で5周年を迎える9月4日になります」とし、「9月4日で芸能活動も引退します」と続けた。

大園は2016年9月に3期生として加入。17年の18thシングル「逃げ水」では、与田祐希とともにダブルセンターに抜てきされるなど期待のメンバーだった。

3期生12人から初の卒業となったことに加え、早々に芸能界引退まで決断したことに衝撃が走っているが、大園のファンや関係者の間からは「よく頑張ってきた」などとねぎらいの言葉が多い。もともと大園は周囲の勧めで、乃木坂46のことをよく分からず受けたという。

「オーディション時から重圧などで毎日と言っていいほど泣き、加入したことを後悔したことも1度や2度じゃない。卒業の意向もずっと明かしてきた。それでも先輩や同期、マネジャーなどの支えで、ここまで来れた。卒業後に女優などの夢を口にしていたわけではなく、一般人になることを選んだのも不思議はない」(芸能プロ関係者)

特に昨年10月に卒業した1期生・白石麻衣に支えられ、あこがれの存在に。その白石の卒業を見送ったことで、自身の身の振り方も決断したようだ。

「『アイドルに向いていない』と悩んではいたが、謙虚で素直。偽りのない言動をしてきたからこそ、グループの顔だった白石が気にかけたり、同期が支えてきた」(前同)

この日、自身のブログでつづられた文面も、そんな大園の人柄がにじみ出たものだった。

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