CGTN:中国共産党の100周年記念式典で、中国が「ややゆとりのある社会」を実現したことを公式に宣言

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【北京2021年7月3日PR Newswire=共同通信JBN】中国共産党(CPC)の結党100周年を祝う式典が華々しく開催された1日、北京は公式に、中国が全ての面で「ややゆとりのある社会(小康社会)」実現の目標を達成したと宣言した。

これは中国の人々が「小康(平和で幸福な生活)」を求めて2500年の旅を続けてきたことの集大成であり、CPCの100年におよぶ勤勉な努力と、40年以上にわたる政府の絶え間ない取り組みと中国の創意工夫によって実現した。

中国共産党中央委員会の習近平(Xi Jinping)総書記はその大規模な集会で「われわれは、ややゆとりのある社会を築くという100周年で最初の目標を全面的に実現した」と述べた(https://news.cgtn.com/news/2021-07-01/Grand-gathering-to-celebrate-CPC-centenary-starts--11x6RAJPY4w/index.html )。

天安門広場に集まった人々の大歓声は、中国全体が過酷な戦いの末に成し遂げた成果への誇りと歓喜を表していた。

中国の14億の人々にとって、「小康社会」が持つ意味はなんだろうか。

「小康」は中国の伝統文化に根差すもので、同国が苦労して努力しながら向かう発展目標を説明する際にCPCが使う言葉である。それは「全面的な小康社会」という形で最も広く使われ、近代化と貧困の根絶という、より広範な目標を表現している。

この概念は、2020年までに都市部と農村部の住民双方のGDPと1人当たりの所得を2010年の水準比で倍増させることを目指す「所得倍増計画」を掲げている。

数十年前、中国は相対的に貧しい国だったが、現在は国内総生産(GDP)が100兆元(約15兆ドル)を超えて世界第2位の経済になった。同国の1人当たりGDPは、2000年よりも10倍増加して1万ドルを超える規模になり、中国はいまや世界トップの中所得国の1つになっている。

中国は2020年末に絶対的な貧困を全国で撲滅し、勝利を宣言した。都市部と農村部の住民の所得は速やかに増加している。

1人当たりの可処分所得は2020年に3万2189元(4665ドル)に達した。数十年前は60%だったエンゲル係数は2020年には30.2%に低下し、中国の生活水準が向上していることを示している。

2020年末の時点で、人口の95%に当たる13億6000万人は基本的な医療保険に加入している。一方、人口の90%超の9億9900万人は年金システムの適用を受けている。

そして「適度な繁栄」という大望は、人々の基本的なニーズを満たすことからさらに前に進んでいる。習総書記は1日、「CPCはまさに結党当初から、その志と使命として、中国の人々の幸せと中国国家の復興を求めてきた」と述べた。

2020年に行われた中国で7回目の国勢調査によると、人々の教育水準は着実に向上しており、それと共に中国の文化産業は急速に成長している。同産業は2019年にGDPの4.5%を占めた。これは2010年に比べて1.7%ポイント近い増加である。

資源と環境の面では、クリーンエネルギーの割合が急速に増加した。2020年、クリーンエネルギーは中国の総エネルギー消費の24.3%を占めた。

中国が社会主義近代化の新たな旅に出発するにあたり、習総書記は、中国は人々を中心とする発展哲学の実践を継続して人々の不安に対応し、全ての人のための共通の繁栄を促進すると誓った。

習総書記は1日、「この先の旅路で、われわれは歴史を作るために人々と密接に寄り添わなくてはならない」と述べた。

https://news.cgtn.com/news/2021-07-02/China-officially-in-a-Xiaokang-society-as-CPC-celebrates-centenary--11zKFonw3mM/index.html

ソース:CGTN