居合道東日本地区昇段審査と講習会 謙信公武道館で実施

 居合道の東日本地区昇段審査会・中央講習会と地区講習会(全日本剣道連盟主催、県剣道連盟居合道部会主管)が2~4日、上越市戸野目古新田の謙信公武道館で開かれた。東日本の各県から6段と7段の昇段審査に205人、講習会に246人が参加した。

実際の試合形式で審判講習会(4日、謙信公武道館大道場)

 本県で平成16年以来17年ぶりとなる。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となっており2年ぶりの実施。マスクにフェースシールド、消毒、動線、互いの間隔などコロナ対策を入念に施した。準備を含め3日間で延べ170人のスタッフが関わった。

 3、4日の講習会は中央・地区講習会の位置付けで、全日本剣道連盟居合(12本)の詳細解説や古流9流派を実践。全日本剣道連盟居合道委員会委員長の草間純市さん(県剣道連盟居合道部会長)らが講師となった。最終日は審判講習なども行われ、参加者は真剣な表情で臨んでいた。

 県内では7段に4人(うち女性1人)、6段に3人(同1人)が合格した。県剣道連盟居合道部会の今井恒之上越支部長(66)は「地元の武道館で行われたのは、先人の皆さんのおかげ。コロナ対策に気を遣ったが、無事に終えられた」と振り返った。

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