夏ソロキャンプの暑さ対策は「ハンモック泊」で解決!暑くて眠れないキャンプは卒業

こんにちは、浜の小魔人です。今回は夏のソロキャンプを快適に過ごす「ハンモック泊」をご紹介します。夏のキャンプは「暑さ対策」が重要!ハンモックを使って風を直接感じれば思った以上に涼しく感じます。暑くて眠れない夜から解放される夏キャンプ!皆さんにも今回ご紹介するスタイルをぜひ体験して欲しい!

夏キャンプは暑い…でも「ハンモック泊」なら涼しくて快適な夜を過ごせる!

筆者撮影

春の心地よいキャンプの時期は、あっという間に過ぎてしまうもの。気がつけば暑い夏の時期が到来。

でもキャンプにハマっている筆者は、暑くてもキャンプしたいんです。きっと同じように思っている方もたくさんいるでしょ!?

ということで、今回は夏キャンプを快適に過ごす方法をご紹介したいと思います。

「涼しい高原に行くから暑くないよ」なんて意地悪なことを言わないでくださいね。近くに涼しい高原のキャンプ場がある方は少数派。

大半のキャンパーの皆さんは、筆者と同じように涼しい高原までは行くのは遠いし、諸事情によりいつも涼しい高原には行けなかったりするのではないでしょうか。

でも、あきらめないで!筆者イチオシの涼しいキャンプ方法「ハンモック泊」なら、夏の夜も涼しい風を感じながら快適に眠れるんです!

夏キャンプの暑さ対策は「ハンモック泊」でテントにこもる熱気から解放されることがポイント!

筆者撮影

さて、さっそく筆者がおすすめする「ハンモック泊」をご紹介したいと思います。

…が、その前に、夏の暑さの理由(なんで暑く感じるのか?)を筆者なりに考えてみました。

もちろん気温が高く、日差しがきついからというのが直接的な理由ではあります。

その上でさらに筆者がキャンプ場で感じるのは、テントの中にこもる「熱気」と「湿気」が暑く感じる原因じゃないのかということです。だから、風が吹くと思った以上に気持ちよかったりしますよね。

そこで、単純に「タープで日陰を作ってその下に寝たら気持ちいいよね〜」と思って始めたのがハンモック泊なんです。

ちなみに、筆者が使っているハンモックはビブレ自立式ハンモックです。

▼レビューはこちら

自立式だから林間サイトじゃなくても、どこでもハンモックが使える便利アイテムです。

別途購入した蚊帳付きハンモックを使えば、更に暑さ対策とともに気になる「虫対策」をすることもできます。

筆者撮影(昼間は解放的に陽の下で使います)

▼筆者使用の蚊帳つきハンモック

【実践レポ】夏キャンプの暑さ対策はハンモック泊で解消!

いよいよ筆者流「ハンモック泊」のやり方をご紹介します。(皆さんご存知のように)ハンモック泊は別に筆者が考えたものではありません。

筆者流は自立式ハンモックスタンドを使う方法ですが、一般的な「ハンモック泊」は林間サイトで木にハンモックを直接吊るしてキャンプするスタイルかもしれません。

林間サイトのハンモック泊にご興味がある方はこちらの記事をお読みください。

筆者流ハンモック泊のやり方(いきなり実践編)

実際に筆者がしているハンモック泊を見ていただくのが一番わかりやすいと思うので、画像とともに説明していきます。

筆者撮影

筆者流のハンモック泊は、(スクエア)タープを三角屋根のように張り、その下に自立式ハンモックを置くスタイルです。

設営の手順としては、まず始めにタープを張り、次にハンモックを設置するだけ。簡単です!

設営のポイントを、もう少し詳しく整理してお伝えしましょう。

【ポイント1】タープを屋根のように張る

筆者撮影

タープを三角屋根のように張る理由は、自分のプライバシー保護の観点と、他のキャンパーさんの景観を損なわないための二つの目的があります。

正直に申し上げると、50歳を超えたおじさんの筆者は、主に後者を意識しています。

筆者は着替えとかも別にしないですし、寝姿を見られても問題ないですからネ…

でも近くを通った人が不快に思うのはいけないので、最低限のマナーを守るという意味でタープ設置をしています。

【ポイント2】ハンモックは蚊帳付きで

筆者撮影

夏は基本的に虫がいます。特に蚊やブヨに刺されると痛いしかゆいし厄介です。

ですから夏のハンモック使用時には、蚊帳付きハンモックが便利です。
(筆者が使っている商品は後ほどまとめてご紹介しますね)

先日筆者がハンモック泊をした時の設営を動画にしましたのでご参考まで。

【ポイント3】ハンモックの下にレジャーシート(銀マット)

筆者撮影

筆者はハンモックの下に銀マットを敷いています。

ハンモックには当然靴を脱いで入りますが、夜中におトイレに行きたくなった時に脱いだ靴が暗くてよく見えず、地面を踏んでしまうのは嫌だからです。

銀マットを敷いておけば、裸足で降りても問題ないですからね。

【ポイント4】インフレーターマット&シュラフ

筆者撮影

筆者はハンモックの底にインフレーターマットを敷き、気温に応じて寝袋も使っています。

画像のシュラフは冬用(5月から6月上旬なら夜冷えるので冬用がおすすめです)。

【ポイント5】リモコン式LEDランタン

筆者撮影

蚊帳付きハンモックの中から電気をつけたり消したりできるので、リモコン付きのLEDランタンが非常に便利です。

▼筆者が使っているのはこちら!

【ポイント6】蚊取り線香

筆者撮影

蚊帳付きのハンモックを使いますが、蚊取り線香も焚いて、できるだけ虫が近寄らないようにしています。

ハンモック泊を初めてした時に心配に思ったこと&その対処法

筆者撮影

筆者が初めてハンモック泊をする時に心配に思ったことが、3点あります。

きっと、みなさんも気になる事項だと思うので整理しておきますね。

【ハンモック泊の心配事】

  • ハンモックで寝ると体が痛くなるのではないか?
  • ハンモックは不安定だから落ちたりしないのか?
  • ぶっちゃけ夜は肌寒いのでは?

1.ハンモックで寝ると体が痛くなるのではないか?

筆者撮影

ハンモックに長時間寝ていると、体が痛くなりそうということを当初は心配しました。

しかし筆者は、今までハンモックで寝た翌朝に体が痛かったことはありません

むしろ、ベッドなどで長時間寝ている時の方が、体が凝っているように感じることがあるくらいです。

2.ハンモックは不安定で落ちるのではないか?

筆者撮影

筆者はそれほど寝相が良いタイプではありませんが、ハンモックから落ちたことは一度もありません

ハンモックは体全体を包み込むような感じなので、おそらくよほど大きく寝返りを打つようなことがなければ、落下の危険は少ないでしょう。

3.肌寒くないか?

筆者撮影

筆者は5月くらいからハンモック泊を楽しみますが、5月〜6月くらいの時期は夜に肌寒く感じる日もあります。なので、いつでも寝袋を使えるように携行しています

暑ければファスナーを開けて使ったり、敷布団として使うという形で温度調節もできますからね。(心配性の筆者は夏用のシュラフと冬用のシュラフを両方持っていきます)

夏キャンプを涼しく快適に! ハンモック泊で用意すべきおすすめ商品まとめ

筆者撮影

筆者が使っているハンモック泊のアイテムをご紹介しておきます。筆者はこれらのアイテムで快適に過ごしていますので、ご参考になれば嬉しいです。

1.ハンモックスタンド

林間サイト以外でもハンモックを楽しみたい方には必須のアイテムです。ビブレの自立式ハンモックは非常に快適ですよ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2.蚊帳付きハンモック

こちらの蚊帳付きハンモックは、ビブレの自立式ハンモックスタンドにうまく装着できました。

スタンドとの相性もあると思いますので、蚊帳付きハンモックを選ぶ際にはよく調べて選びましょう。筆者の組み合わせなら、筆者が検証済みですから安心してご購入ください。

3.タープ

筆者の使っているタープは3m四方のスクエアタープです。目隠しが目的なので、タープの種類等はお好みで構わないと思います。

ちなみに、筆者の使っている「アクアクエスト」社製のタープは耐水性が非常に高く、遮光性にも優れていて日陰が濃いので筆者お気に入りです。

4.レジャーシート(銀マット)

筆者撮影

ハンモックから降りる時に、絶対あった方が良いです。

5.蚊取り線香

筆者撮影

外で使う蚊取り線香は強力な方が良いので、筆者は「パワー森林香」を愛用しています。先日100均で購入した「豚の蚊取り線香置き」もお気に入り。

6.マット

筆者撮影

ハンモックの底に敷くと、体の沈み込みを抑えられるような気がします。底冷えにも効果を発揮。

7.寝袋(真夏ならブランケットのみでも可)

筆者はシュラフを使っていますが、真夏の暑い時ならブランケットだけでも大丈夫な日もあります。

気温は変わりやすいので、いくつかのアイテムを携行して現地で選択するのが賢い方法かもしれません。

一般的な暑さ対策方法も併用して、暑くて眠れない夏キャンプをより快適にしよう!

筆者撮影

ハンモック泊を中心に夏キャンプを快適に過ごす方法をご紹介してきましたが、他にも併用すると涼しく快適になるものがあります。

1.扇風機

筆者撮影

クリップでつけられる扇風機を持っていくと、ポールや机、棚などにつけて、風がない時の暑さ対策ができます。

また、首かけ方式の小型扇風機を首からぶら下げると、常時風を感じられて快適ですよ。

筆者撮影

2.保冷剤

筆者撮影

保冷剤をタオルに包んで首元にあてて寝ると、気持ちが良いです。

3.ハイコット&蚊帳

「ハンモックは安定しないから好きではない」という方は、ハイコットと蚊帳を使えば、今回ご紹介したのと同じように夏キャンプを快適に過ごすことができると思いますよ。

4.ウォーターマット

水を入れて使うタイプのマットです。冷たさとともに浮遊感も楽しめそうですね。

5.冷却素材の服

涼感素材の服や下着をつけていると、肌触りが良く不快感が軽減されます。

6.高原のキャンプ場

この記事の元々のコンセプト「高原に行かなくても快適な夏キャンプ」から外れますが、時間、諸事情が許すならば涼しい高原のキャンプ場で過ごしたいものです…!

▼高原のキャンプ場記事はこちら

夏キャンプの暑さ対策はこちらの記事にも詳しく載っています。

夏キャンプのハンモック泊で注意が必要な事項

筆者撮影

さて、ハンモック泊で快適に過ごせたけど危ない目にあってはキャンプが台無しですね。最後にちょっとだけ注意点を書いておきます。

【注意ポイント】

  • 盗難や、落とし物のリスクをなくすために貴重品は車の中など安全な場所に保管しておきましょう。
  • あまりにも人気のない場所での単独ハンモック泊は注意が必要です。特に女性の場合は、できれば近くにファミリーキャンプや女性グループのキャンパーさんがいる場所で楽しみましょう。
  • 防犯ブザーなどを携行して、万が一の時にはすぐに使えるところにおきましょう。
  • 獣やカラスなどが食べ物を狙ってくる可能性があるので、夜寝るときはゴミや食材を車の中などに一時保管しておきましょう(テントの中にしまえないですからね)。

今年の夏キャンプはハンモック泊で快適に過ごそう!

筆者撮影

さあ、もう皆さんは「次のキャンプはハンモック泊に挑戦だ!」と思われているのではありませんか?

もしそうなら筆者は非常に嬉しいです。なぜなら、ハンモック泊をしているキャンパーさんはまだまだ少数派。時には「不思議そうに覗き込む方」もいらっしゃいます。

もっともっと、ハンモック泊の魅力を多くのキャンパーさんに知っていただいて、夏キャンプを快適に過ごす仲間が増えたらいいな〜と思っています。あなたが筆者の仲間になってくださることを期待しております!

▼夏キャンプに行くならこちらのクーラーボックスもおすすめ!

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