中日・大島 4年ぶり5度目球宴「佐藤輝君に打ち方聞いて本塁打を打てるように」と抱負 

監督推薦で球宴に出場する又吉(左)、大島(中)、木下拓

マイナビオールスターゲーム2021(16、17日)の監督推薦選手が5日に発表され、中日から大島洋平外野手(35)、又吉克樹投手(30)、木下拓哉捕手(29)の3選手が選ばれた。

大島は2017年以来、5度目の出場で、セ・リーグ最年長となるベテランだが「自分で出たいと思っても出られるものでもない。選んでもらえて感謝している部分もあるし、何回出てもオールスターに出て嫌な人はいない。若い時から出させてもらって、周りにスター選手ばかり集まっている中で、すごく良い刺激をもらえた。自分の年齢が高くなったが、何か良いものを持って帰れたら」と貪欲に語った。

そこでターゲットは阪神の黄金ルーキー・佐藤輝にロックオン。「佐藤君にどうやったら本塁打を打てるのか、打ち方を聞いて、本塁打を打てるように頑張ります」と張り切っている。ここまで1年目ながら19本塁打を量産中の佐藤輝から本塁打の極意を探り出すミッションを自らに課したのだ。貧打であえぐ中日だけに安打製造機の大島に一発が加われば、まさに鬼に金棒で、自身だけでなく、中日野手陣にもそれを伝えれば、強竜打線に生まれ変わる可能性もある。

2度目の球宴出場となる又吉は、中日ナインの写真をSNSで頻繁に投稿するなどファンから「又吉広報」の異名を持つ。それだけに「そっちで呼ばれたんじゃないかと思いますけど」と苦笑しながらも「コロナ禍でもファンの方が一人でも楽しんでもらえるように。まずは野球をやって、その中で少しでもファンのために何かできることがあれば、お手伝いしたい」と意欲を見せた。

初出場の木下拓は「うれしい。小さい頃からスター選手が出る舞台だと思っていたので。僕は塁に出たって仕方ないので、大きいのを狙って本塁打を打ちたい。誰が来てもフルスイングで応えたい」と自慢の長打力をアピールするつもりだ。

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