【新型コロナ】5日の神奈川、180人感染 自宅で療養の60代男性死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で5日、新たに1人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女180人の感染が確認された。うち105人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者が200人を下回ったのは6日ぶり。

 横浜市は60代男性の死亡を発表。市によると、男性は6月22日に陽性が判明し、無症状だったため自宅で療養していた。7月4日午後4時ごろに家族が男性の意識がないことに気付き、駆け付けた救急隊が死亡を確認した。男性が意識のない状態で発見される約30分前に、市の保健所担当者が電話で家族に男性の体調を確認していたが、体温や呼吸などに異常はないとの回答だった。

 クラスター(感染者集団)関係では、人工透析を専門とする横浜市内の診療所で新たに患者3人と職員1人の感染を確認。同診療所関係の感染者は計10人となった。東海大湘南キャンパス(平塚市)のラグビー部でも新たに部員5人の感染を確認。同部関係の感染者は計12人になった。

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 県議会は5日、1人会派「大志会」の菅原直敏県議(大和市選出)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県議の感染確認は初。県議会によると、3日に発熱の症状があり、4日に陽性と判明した。軽症で自宅療養している。

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