【東京五輪】横浜市、新たにボツワナとチュニジアのキャンプ受け入れ 日体大や武相中・高で練習

 横浜市は5日、東京五輪に出場するボツワナとチュニジアの代表選手の事前キャンプ受け入れを決め、両国のオリンピック委員会と覚書を結んだと発表した。練習場所は日本体育大横浜・健志台キャンパス(同市青葉区)と武相中学・高校(同市港北区)で、市内の事前キャンプ受け入れは英国を含め3カ国となった。

 事前キャンプ期間はボツワナが7月7~29日、チュニジアが同10~26日。陸上、水泳、アーチェリー、柔道、ウエートリフティングの選手が陸上競技場やプール、アーチェリー場、柔道場、トレーニングルームなどを使用する。選手、コーチや役員を含めた選手団の人数はボツワナ25人、チュニジア8人となる。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、選手団は空港で検査を受け、結果が判明するまで待機する。選手の練習中は施設内を貸し切りとし、学生らとの接触を避けるため、施設内の動線を分けるという。

 林文子市長は「大会で最高のパフォーマンスを発揮していただけるよう、徹底した感染症対策のもと、事前キャンプを支えていく」とのコメントを発表した。(佐野 克之)

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