コロナ禍の不安に 「PCR・抗原検査キット」自販機設置 鮮鼓堂大村支店

鮮鼓堂大村支店に設置されたPCR・抗原検査キットの自動販売機=大村市協和町

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長崎県大村市協和町で辛子めんたいこなどを販売する鮮鼓堂大村支店は5日、店舗前にPCR・抗原検査キットを24時間購入できる自動販売機を設置した。
 地域住民や近くにある長崎空港の利用者に、病院を受診するかの判断材料の一つにしてもらおうと設置。
 PCR検査キット(4千円)と抗原検査キット(3千円)の2種類を販売。PCR検査は唾液採取による検体を専属の配達員が回収し、福岡の検査センターに送った後、メールなどで検査結果が通知される。抗原検査は鼻腔(びくう)から採取した検体を専用液と混ぜることで、15分程度で結果が判明するという。
 設置した同支店の渡海誠オーナーは「来店者の中には新型コロナに不安を感じている高齢の方も多かったことから、何かできることはないかと考えていた。ビジネスマンなどにも役立ててもらえれば」と話した。

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