越後上越上杉おもてなし武将隊 動画新シリーズ制作開始 『翔けだせ上越侍』 上越の「人」テーマに

 越後上越上杉おもてなし武将隊は、ユーチューブで公開している動画の新シリーズ『翔(か)けだせ上越侍』の制作を開始した。5日、シリーズ第1回の撮影を小林古径記念美術館(上越市本城町)で行った。

 新シリーズは上越市内で文化芸術活動に取り組む人をプロアマ問わず取り上げ、武将隊とのコラボレーションパフォーマンスや対談を行う。企画した上杉謙信は「人に焦点を当てたい。上越にこんな人がいるんだということを発信したい」と同シリーズの狙いを語る。

 初回のゲストはバイオリン奏者の増井健一さん(48、同市北城町2)。増井さんは上杉謙信をイメージしたオリジナル曲「越冬歓喜」を、地域発信の動画制作などで使ってもらおうと公開している。

小林古径記念美術館二ノ丸ホールで演武を撮影。増井さん(左)がバイオリンを演奏し、上杉謙信が演武を披露

 今回のコラボレーションでは「越冬歓喜」と高田城址公園の桜がテーマのオリジナル曲「故郷(ふるさと)の桜」の特別メドレーを、増井さんがバイオリンで演奏し、上杉謙信が演武を繰り広げた。冬の厳しさと春の喜びを表現した演武が出来上がった。

 上杉謙信は「心のこもった音楽に、舞手として刺激を受ける」と手応え。増井さんは「上越の有名人と共演する機会を頂き、新たな表現ができた。自分の曲が花開いた」と話した。

 動画は今夏中の公開を予定している。

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