【MLB】大谷翔平が「安打を決める」 本塁打ばかりだった“異常現象”に米メディアも反応

5回の第3打席で左前打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

直近の7安打は全て本塁打…外野への単打は6月15日以来という“異常ぶり”

■エンゼルス ー Rソックス(日本時間6日・アナハイム)

エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2打席凡退で迎えた5回の第3打席で左前打を放ち、2試合連続安打をマークした。この日が27歳の誕生日で、2年ぶりのバースデー安打に。直近の7安打は全て本塁打だっただけに、6月27日(同28日)以来8日ぶりとなる“本塁打以外”の異常現象に、米メディアもこぞって反応した。

3点を追う5回1死二塁。左前への一打を放つと、二塁走者・ロハスは本塁突入。1度はセーフの判定だったが、チャレンジの末にアウトに。大谷は送球間に二塁に到達した。

最後にシングルヒットを放ったのは6月25日(同26日)のレイズ戦で、バント安打だった。その前の単打は6月16日(同17日)のアスレチックス戦だが、これもセーフティバント。バント安打を除いたシングルヒットとなると、なんと6月14日(同15日)のアスレチックス戦で放った中前安打まで遡るほど“珍しい”単打になった。

これにはAP通信のグレッグ・ビーチャム記者も「オオタニの68打点目は無効になったが、6月27日以降で初となる本塁打ではない安打を決める」と反応。MLB公式でエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者は「7安打全てが本塁打の流れが止まった」と特筆した。ヒットの方が出ないとは、大谷の異次元の躍動ぶりを象徴する一打となった。(Full-Count編集部)

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