NEWオートキャンプ場レポ:楽しみながら運動不足解消「BIOTOPIA(ビオトピア)」

神奈川県足柄上郡大井町にある「BIOTOPIA(ビオトピア)」の中に、今年新しくオートキャンプ場がオープンしました。広々としたマイステイサイトは、車を乗り入れてもテントを2つ設営できる200平方メートル以上!広大な敷地に様々なアクティビティも点在しており、何度も通いたくなる気持ちの良い場所でした。

食・運動・癒しをテーマにした施設「ビオトピア」とは

北側エリアにあるマルシェ棟とオフィス棟

ビオトピアは神奈川県西部の大井町にあり、県の推奨する「未病改善:病気になる前の状態をより良くさせること」を目的に作られた施設です。富士山や足柄平野を望む敷地の広さは60haあり、南北約3kmに渡る自然豊な場所です。
敷地内には散策路なども整備されており、キャンプ以外でも気軽に訪れることができます。

広いサイトの開放感!今年オープンのオートキャンプ場

今回利用したno.17サイト:車両入り口の勾配にクセがありますが、とても広いサイトです。

広大な敷地とともに、キャンプサイトもお隣と距離の取りやすい広々とした空間です。開放感あふれるスペースで自由に過ごせるので、むしろその広さゆえに、どういうレイアウトで過ごそうか悩んだほどでした。

1番南側にあるno.6プレミアムサイトは、木陰のハンモックが気持ち良さそうでした。

オートキャンプ用のマイステイサイトの他、グランピング感覚で楽しめるプレミアムサイトも8サイト設けられており、どのサイトも日当たり抜群でした。
※プレミアムサイトは、1サイト約90平方メートルですのでご注意ください。

共有スペースも広々。

キャンプ場の中央には、給水・手洗い場とゴミステーション、仮設トイレなどが配置されています。飲用可能な水道はあるのですが、排水設備が無いのでご注意を。今のところ、洗い物の際には、受付のあるデイキャンプサイトまで行かなくてはなりません。
※仮設トイレは今後整備される予定なので、完了したらHPが更新になるそうです。

綺麗に整備された蓋付きのゴミ箱がズラリ!

ゴミはビン・カン含め、ほとんどの物を回収してくれますので、チェックアウト後にも気軽に他の施設を楽しんで帰ることができました。

ウチの子には痛かったのか、サイト内は嫌がって歩いてくれませんでした。

キャンプ場は、全てのサイトが草地のサイトです。サイトによってなのですが、硬い草が生えているところもありましたので、これからの季節はサンダルでも念の為、靴下を持参しておくと安心かもしれません。虫も多くなる時期ですので、肌の露出にはお気をつけください。

キャンプで竹筒はんごうに挑戦してみました

1つの竹筒はんごうで、1合分のご飯が炊けます。

ビオトピアに自生する竹を使い、竹筒はんごう炊飯に挑戦できるセットがあったので、体験してきました。(1セット:¥1,200)

小2次男に難しいところは、中学生の長女がフォロー。

「体験してきた」と言っても、必要な道具や材料(お米や水も)は全てセットにして渡してくれるので、竹を切ってはんごうにする工程も、お米を研いだり炊いたりする工程も、すべて子ども達だけで出来てしまいました。

2つは白米を炊き、残りの2つはツナ缶で炊き込みご飯にしました。

今回は子ども用に3セットお願いしたのですが、竹のフシの位置がちょうど良かったのか、4つの竹はんごうが作れました。我が家はいつも予備のお米を持参しているので、急遽それも使う事にして、計4合のご飯を炊くことに!

竹はんごうは転がりやすいので、均等に火に当てるのも難しかったです。

1番難しかったのが火加減で…蓋の隙間から水分が飛んでしまって、お鍋で炊くようには上手くいきません。途中でお湯を沸かして追加し、蒸らし時間はバスタオルに包んで保温し直して、なんとかふっくら炊きあがりました。

余った竹は、さっそく遊び道具に。

4合分も炊いたのに、あっという間にペロリと完食するおいしさでした。竹の香りもさることながら、地元小田原産のお米も美味しくて、炊き込みご飯にはおこげも出来ていましたよ♪

説明書によると、炊飯時間自体は蒸らしも入れて約40分で終わるそうです。我が家の場合は、はんごう自体が出来上がるまでに1時間以上。炊き上がった時には、すっかり日が暮くれてしまっていましたが、息子は自分達だけでやり切れた事がとても嬉しかったようです。

キャンプで運動不足解消って、どういうこと?

サイトによっては、炊事場まで5分程度の場所もあるようですが…

キャンプ中は、ちょっとトイレに行くのにも、自宅で過ごしている時よりもたくさん歩きますよね。
ビオトピアの場合は、洗い物ができる炊事場まで距離があるのでなおさらですが、他のキャンプ場の場合でも、無意識にたくさん歩いているはず。

今回、キャンプ中の様子を記録してみたところ、1日目の朝に準備をしてから出発〜チェックアウト後もドッグランなどを満喫して自宅に戻るまで、2日間で約2万歩も歩いていました!

愛犬の散歩がてら、キャンプ場の周りを1周しました。

ちなみに、朝の散歩は時計をし忘れてしまったので歩数に含まれていません。朝の富士山が綺麗で気持ちがよかったので、気付いたら30分以上も散歩してしまっていました。
こうやって楽しみながら、知らず知らずのうちに無理なく運動できるのは、キャンプの良いところですね♪

食:敷地内にマルシェやカフェもあります

季節の植物や愛犬グッズのショップもありますよ。

ビオトピアの敷地内には、一般の方も出入り可能なマルシェ棟があり、地元野菜や自然派食品など様々なものを取り扱っています。

息子のオススメは、小田原のみかんサイダー。

神奈川県産のお酒類も販売していて、ワインも日本酒も地ビールも♪珍しいご当地サイダーもあり、お酒の飲めない方にオススメなシュワシュワ系ラインナップも豊富でした。

不定期で開催されるイベントは、HPから要確認!https://www.biotopia.jp/event-list/

マルシェの中にはキッチンスタジオがあり、こちらでは調理系のワークショップなどが行われているそうです。平日・週末を問わず色々な企画があり、和菓子作りに挑戦できる日などもあるみたいなので、いつか参加してみたいと思っています。

宇治抹茶ソフトクリームは、お抹茶の香りがしっかりする大人味でした。

マルシェ棟には、カフェや飲食店も入っていますので、チェックアウト後に遊んでから帰る時も安心でした。こちらの幸修園カフェは、ワンちゃん連れ用に、建物の外側からでも注文できる窓口があります。ちょうど小型犬のドッグランも近かったので、ついつい利用してしまいました。

運動:みんなでわいわいグラウンドゴルフがオススメです

コースサイドの木陰が休憩ポイントで、所々にベンチもあります。

撤収作業後に、家族みんなでグラウンドゴルフにも挑戦しました。(ワンちゃんはコース内に入れませんが、ゴルフ場の端を一緒に移動するのはOKだそうです。大型犬のドッグランも近いので、犬も人もたくさんの往来があります。マナーには十分注意してくださいね。)

2種類の長さのクラブがあるので、子ども連れでも安心♪

今までの経験では、小学生以下はプレイ出来ない場合もあったのですが、こちらはむしろ歓迎してくださっていて嬉しかった♪我が家の場合では、小2の次男は短いクラブを借りましたが、それ以外はみんな大人用のクラブで大丈夫でした。

楽しく体を動かせるものは、その他にも…

背もたれ付きの電動自転車も三輪も初体験なので、ちょっとドキドキしました。

敷地内で使用可能な電動三輪自転車のレンタルもあったので、長女と一緒に乗ってみました。
マルシェ併設のガーデニングショップ「レドアベール」が受付になっているのですが、特に予約などは必要なく、車両があればいつでもレンタルOK!電動ですので広い敷地内も楽に移動できて、風を切って走るのはとても気持ちが良かったです。

※金額等はこちらからご確認ください。

他にも、サッカーや野球などができるフィールドや、シャワールーム完備のアリーナなどもあります。個人利用で卓球やバドミントンを楽しめるそうですので(ラケットと球、羽の貸し出し有り!)、雨キャンプなどに使えたら良いですよね。

癒し:草花や絶景の効果は絶大

ビオトピアの敷地内には、「森のみち」が整備されており、ショート・ミドル・ロング3つのオススメコースが紹介されています。今回は夕飯前にフラッと、約30分のミドルコースを歩いてみました。

散策には、水分と虫除けを忘れずに。

ハーブ園を通り抜け、相模湾まで見渡せる展望広場を目指します。時間帯もあってか、道中ほとんど人に会わなかったので、草花を眺めたり、虫を観察したりしながら、久しぶりに家族でゆっくり散策を楽しんできました。

癒しのプログラム「森林セラピー(R)」のワークショップもあるそうなので、HPをチェックしてみてください。

竹筒はんごうを火にかけ始めた頃、太陽が沈んでいきました。 

夕暮れの時間には、富士山の向こうに沈んでいく太陽と変化する空の色を写真に収め、ただただのんびり。

空がとても広く感じられるキャンプ場でした。

夜は星があまりに綺麗だったので、焚き火せずに空を眺めて過ごしました。お隣のサイトの方も起きていらっしゃいましたが、距離が空いているのでランタンの明かりや会話の声も気にならず、カエルの合唱を聴きながら、ゆったりと過ごせた夜でした。

愛犬家にも犬にも優しい場所でした

犬を見ると興奮してしまうウチの子は、カフェデビューはまだこれからです。

ドッグランだけでなく、犬専用のカフェもある事にびっくり!犬用のメニューも取り扱っていて、グルテンフリーのサンドイッチなどは、見た目にもとても美味しそう。
もちろん、ビオトピアの敷地内には犬同伴で楽しめるカフェデッキもあり、色々なところにリードフックが設置されているのも嬉しかったです。

サイトが広いので犬同士の距離も確保でき、リラックスして過ごせているようでした。

ちなみに、小型・中型・大型犬用のドッグランは敷地内北側のマルシェ近くにありますが、キャンプ場内にもキャンパー専用のドッグランが整備されています。犬も家族の一員として一緒に楽しめるよう配慮してくれているのが感じられて、とても居心地の良い場所でした。

7月には、夜ピクニック気分で楽しむ映画とミニ縁日も開催予定!

夜のピクニックなら、涼しくなってくる時間帯なので7月でも気軽に楽しめそう。

7月24日(土)には、マルシェに程近いに芝生コーナー(ガーデンエリア)を会場に、アウトドア映画鑑賞を楽しめるイベントが開催されるそうです。上映されるのは、お子さんも楽しめる「スチュアート・リトル」。ミニ縁日コーナーもあるそうですので、ビオトピアの居心地の良さを体感しに行ってみてください。

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