GTA、スーパーGT第4戦ツインリンクもてぎの参加条件を発表

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは7月2日付けで、7月17〜18日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるスーパーGT第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』の参加条件を発表した。

 さまざまな車両が参戦するスーパーGTでは、すべての車両について性能均衡化のため、性能調整が実施される。この調整は特定の車種、または特定の競技車両に対して不定期に実施することができるが、事前に告知され、各車はその性能調整が記された参加条件に従いレースウイークに臨むことになる。

 2021年は4月10〜11日に開催された第1戦岡山で幕を開け、GT500クラスでは、岡山で性能抑制のために採用された特別BoPにより、燃料流量リストリクターは90.2kg/hという数値が採用され、第2戦富士では通常どおりの95.0kg/hが採用されたが、今回は記載がない。

 GT300クラスでは第1戦岡山では特別BoPが採用されていたが、第2戦から通常の参加条件となっている。GTA-GT300は第2戦から変更はなし。GT300マザーシャシーは、富士スピードウェイでのレースはBoP重量が異なるが、第4戦では第1戦同様のBoP重量の数値となった。

 FIA-GT3車両はSROモータースポーツ・グループとの提携によりSROが定めるコース別に沿ったBoP数値が採用される。2020年のもてぎと比較すると、ランボルギーニ・ウラカンGT3、メルセデスAMG GT3、ニッサンGT-RニスモGT3がBoPで5kg、ポルシェ911 GT3 Rがもともとの最低重量で5kg増えているが、大きな差とは言えないだろう。

 第1戦岡山は特別BoPで、第2戦富士は富士特有のBoPで通常とは異なる数値だったが、今回の数値は中低速コースでは標準的な数字となったと言えるだろう。

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