【東京五輪】選手村スタッフがコロナ陽性で激震 やはり〝バブル崩壊〟は不可避か

選手村に〝バブル崩壊〟の危機が迫る

東京五輪の選手村(東京・晴海)のスタッフ2人がコロナ陽性となった件が物議を醸している。

大会組織委は6日、すでに公表していた陽性者が選手村で勤務するスタッフだったことを明かし、さらに保健所から濃厚接触者に認定された別の2人が陽性者と飲食時に同席していたことも公表。組織委の高谷正哲スポークスパーソン(42)は「(選手村の)上長から厳しく注意した。その他のスタッフにも注意喚起を行った」としているが、最も「安心安全」でなければならない選手村から感染者が出たことで国民はまたも不信感を募らせている。

立憲民主党の蓮舫参院議員(53)は自身のツイッターを更新して「選手村はバブル方式で安心安全との説明が崩れてきています。連日、各国から選手団らが来日しているだけに心配です」とツイート。他の有識者からもバブルを疑問視する声があふれている。

そもそもコロナ対策などが盛り込まれた「プレーブック」によれば、食事はなるべく一人で取り、複数の場合はソーシャルディスタンスを取ることが原則。組織委が管轄する選手村内で「4人会食」という〝ルール破り〟が行われた点に批判が集中している。

開幕直前の中、もはや「安心安全」と「バブル」は崩壊寸前。本当に大丈夫なのだろうか。

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