「羽田連絡道路」の名称は「多摩川スカイブリッジ」に 川崎市発表

橋の名称を発表する福田市長=川崎市役所

 川崎市は6日、羽田空港と川崎・殿町地区をつなぐ仮称羽田連絡道路の橋の名称が「多摩川スカイブリッジ」に決まったと発表した。2022年3月末までに開通予定で、福田紀彦市長は「世界の玄関口と川崎の最先端の知識を結ぶ。川崎の存在感も大いに高まると思う」と期待した。

 多摩川の最下流に掛かる長さ600メートルの橋で、市と東京都、国が整備。当初は東京五輪・パラリンピックを見据え20年8月ごろの開通を見込んだが、19年秋の大型台風に伴う増水で川底に大量の土砂がたまったことから遅れていた。すでに橋桁は掛かっており、今後は塗装工事などを進める。

 橋の名称は1月15日から1か月間募集し、8498件の応募があった。検討委員会が協議し、最多の「スカイブリッジ」と多摩川を合わせた名称にした。福田市長は「多摩川という言葉が入り、地域のみなさんにも親しみやすい名前になってうれしい」と語った。

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