中日のダヤン・ビシエド内野手(32)が6日の巨人戦(前橋)で逆転打を含む3打数3安打2打点の大暴れ。チームを3―2の勝利に導いた。
同点に追いついた直後の8回無死一、三塁の場面で打席に入ったビシエドは中前へ決勝適時打。「とにかく集中していました。いいところでいいバッティングができてすばらしい日になりました」と自画自賛の一打だった。
これで今季の巨人戦は34打数17安打の打率5割。「別に巨人戦だからというわけでなく、どのチームでもアグレッシブにいくのには変わりない。自分の感覚が良くなりつつあるというのがいいですね」というビシエドだが、46打点のうち巨人戦で12打点を稼いでいるだけに、ジャイアンツキラーと言っていいだろう。
この日は中日にとって対巨人2000試合目。「ドラゴンズといういいチームで記念の日に勝てたのはとてもうれしく思うし、あまりチームの状態が良くなかったのをストップできた。これからどんどん勝っていけるようになればいい」。自分のバットでチームの連敗を「5」で止めた竜の4番は、ここからの反撃を誓った。