神奈川・三浦の海底で半年熟成のワインを横須賀のホテルで味わう「まろやかで深みがある」

海底で熟成させたカリフォルニアワイン(左)と、熟成前のもの=観音崎京急ホテル

 三浦市・小網代湾の海底で半年間、熟成させたカリフォルニアワインが横須賀市走水の観音崎京急ホテルで味わえる。スタッフは「まろやかで深みのある味わいをぜひ楽しんで」とPRしている。

 熟成ワインは、活性化を狙って地元の漁業組合などが昨年12月から今年6月まで、小網代湾に沈めた400本の一部。同ホテルをはじめ希望者が委託管理料を払い、注ぎ口を蜂蜜の蠟(ろう)で固めた状態で水深10~15メートルの海底で管理されていた。

 適度な水温の海底で半年ほど熟成させたワインは波とともに瓶がほどよく揺れ、まろやかな味わいになるといわれる。

 ボトルのラベルははがれ、フジツボや貝が付着して独特の雰囲気を醸し出す。レストラン「浜木綿」と「ル・ボ・リバージュ」で扱い、赤、白ともボトル(720ミリリットル入り)1万2千円。ボトルは持ち帰れる。

 問い合わせは、同ホテル電話046(844)9080。

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