中途採用の条件を大幅緩和 神奈川県、職歴問わず31~59歳

神奈川県庁

 神奈川県職員の中途採用試験(一般事務)を巡り、県は特定の職歴経験といった受験資格をなくし、31歳から59歳であれば誰でも受験可能な仕組みを新たに導入した。県によると、全国の都道府県では初めての取り組みで、県担当者は「多種多様な人材確保につなげたい」と期待している。

 一般事務の中途採用試験について県はこれまで、国際活動や情報通信技術(ICT)などで一定の経験があることを応募の条件としていたが、来年4月採用の試験からこれらの条件を撤廃することを決めた。

 県は「社会が急速に変化し、価値観も多様化する中で、さまざまな行政課題に県民目線に立った積極的かつ迅速な解決が求められる」とし、受験資格を大幅に緩和することで多様な経験やスキルを持った人材を確保する考えだ。

 来年4月採用の試験の募集は今月2日から始め、16日まで受け付けている。15人程度を採用予定で、小論文や個別面接の試験を行う。詳細は県ホームページに掲載している。

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