上越・昨夏超え県頂点へ 取り組み厳しく変化

 昨夏、創部以来最高成績となる4強に。川田監督は「それ以上、ではいけない。県のトップ、甲子園を目指す」と目標は明確だ。

 川田監督は「準備・挑戦・取り組み」を掲げ、特に選手の取り組みの甘さに対しては厳しい目を向ける。生活面などを含め「目の前のことを徹底できるかが勝敗を分ける」と説き、選手の意識も変わってきた。

 攻撃は好機を確実に生かせるかが鍵。「飛び抜けた選手はいない」(川田監督)が、選手の調子で柔軟に打順を組み、これまで意識してきた状況に応じた攻撃で走者を進めて得点する。守りの中心は捕手の山岡。主戦・木原ら投手陣を引っ張り、苦しい場面で我慢できれば勝利は近づく。

 大山主将は「自分たちの実力はまだまだ」としながら、「状態は良くなっている。全員で、弱いなりに勝ちにいく」と総合力で強敵にぶつかる。

 マネジャー・飯塚史憲君(3年) 選手が力を発揮できるよう、ベンチから声を掛けたい。一試合一試合、悔いのないよう全力を出し、優勝してほしい。

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