photo by 「ふれたい、高野山。」
約1200年前に弘法大師・空海によって開かれた高野山は、和歌山県を代表する観光地。1,000m級の山々に囲まれたエリアには、総本山金剛峯寺をはじめ、清浄心院、西室院などさまざまな寺院が存在しています。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界文化遺産に登録され、コロナ禍以前は外国人観光客を含め、多くの観光客が訪れるスポットとして有名でした。
しかし、現在は外出自粛によって観光客が激減。そんな高野山の回復を見据え、南海電気鉄道株式会社と株式会社JTBが手を結んで、高野山エリアの魅力向上に取り組んでいます。
“高野山の人、モノ、ココロにふれる”32のプログラムがスタート
第1弾企画としては、2021年8月23日(月)から9月5日(日)の約2週間、「高野山の人、モノ、ココロ」にフォーカスした計32のプログラムを体験できるイベント「ふれたい、高野山。」の実施が決定しました。
この特別体験プログラムは、“高野山の人、モノ、ココロにふれる”をテーマに、「高野山ならではの良さ」を感じられるというもの。以下の、6つのテーマからそれぞれひとつを選んで体験することで、今まで知らなかった高野山の一面に気づくことができそうです!
1.高野山でパワーチャージ
photo by 「ふれたい、高野山。」
幻想的な夜の金剛峯寺での声明ライブや、夜の壇上伽藍を廻るツアーなど、日常の喧騒から離れて神秘的な空間に身をあずけ、明日につながるパワーをチャージすることができます。
■体験プログラム(一例)
- 一夜限りの感動体験 金剛峯寺声明ライブと夜間拝観
- 自分色のご霊木お守りづくり
- 念珠づくりでマインドフルネス
- ガイド付き 高野山スぺシャル御利益プラン(精進ヌードル付き)
2.高野山でリフレッシュ
photo by 「ふれたい、高野山。」
真言宗の瞑想法である阿字観体験や、仏様の下絵に思いを込めて色を塗る写仏体験、高野山の歴史と自然を体感できる森林セラピーなど、心身ともに癒されるひとときを。
■体験プログラム(一例)
- お香の調合体験(作ったお香へのご祈祷付き)
- 誰でも!写仏でやすらぎ体験
- お寺の喫茶室 at 西室院
- 限定企画! 高野山温泉 福智院 精進料理と高野山温泉入浴付き
3.高野山の教えに触れる
photo by 「ふれたい、高野山。」
学生僧侶があなたのお悩み・疑問に応えるセラピーや、弘法大師の教えを学べる高野山大学の体験授業など、高野山の悠久の歴史や教えを学べるプログラム。
■体験プログラム(一例)
- 専門ガイド付き 心に響く奥之院参拝
- 武将が愛した清浄心院の寺宝拝観(護摩木付き)
- 当企画で貸切 癒しのお寺ガーデンビューカフェ
4.高野山のアートにふれる
photo by 「ふれたい、高野山。」
極楽鳥の願掛羽に願いや想いをつづる体験や宿坊が所蔵する貴重な寺宝の拝観と精進料理がセットで楽しめるプログラム。聖地の雰囲気漂う仏教美術の世界を堪能あれ。
■体験プログラム(一例)
- 登録記念物のガーデンビューで精進料理ランチ at 西禅院
- 限定企画! 高野山温泉 福智院 精進料理と住職の院内ツアー
5.高野山の味覚を楽しむ
photo by 「ふれたい、高野山。」
旬の素材や、目にも美しい高野山ならではの精進料理が楽しめるのはもちろん、国の登録記念物に指定された庭園や寺所蔵の掛軸鑑賞、護摩行体験もできる味わい深い体験プログラム。
■体験プログラム(一例)
- 限定企画!持明院の秘宝特別公開と精進料理プラン 気軽に茶道体験付
- マイお香づくり体験と創作精進料理ランチ
- 初めてのごまとうふづくり
6.高野山の心を持ち帰る
photo by 「ふれたい、高野山。」
お大師様とともに人々を見守ってきた「御所芝杉」をご真体にしたお守りづくりや、お坊さんがお清めに使う塗香づくり体験、高野山特産のごまどうふづくり体験など、高野山の心をお土産として持ち帰ることができるプログラムです。
■体験プログラム(一例)
- 幻の高野紙と水引で本格ポチ袋づくり
- 一文字入魂!木製ランプづくり
大自然に包まれた聖地・高野山で心身ともにリフレッシュを
photo by 「ふれたい、高野山。」
住職の講義に耳を傾けて新しい人生の悟りを得るのも良いですし、森林セラピー体験で高野山の雄大な自然に触れるのもおすすめ。精進料理ランチで、高野山の味に舌鼓を打てば、素敵な思い出になりそうですね。瞑想や写経体験を通じて、心の安らぎを得られるかもしれません。
メニューは無料のものから1,000~2,000円程度のものまで幅広く、予算に合わせて選べます。特設Webサイトの「診断コンテンツ」から、おすすめのプログラムをピックアップしてもらえるので、大変便利です。
観光客は回復途上にありますが、和歌山県が位置する関西エリアは2022年のワールドマスターズゲームズ関西や2025年の大阪・関西万博など、長い目で見れば観光客の誘致を期待できるエリア。
2020年から環境に配慮した観光サービスの提供を目的に協業してきた南海電鉄とJTBの新しい取り組みで、高野山エリアの魅力認知の向上を期待できそうですね。
長引くコロナ禍で心や体に疲れや不安が募る日常のなか、大自然に包まれた天空の聖地・高野山にてほんのひとときを過ごすことで、心身ともにリフレッシュできるのではないでしょうか。