8日夕から大雨の恐れ 新潟地方気象台注意呼び掛け

 新潟地方気象台は、梅雨前線や低気圧の影響により県内で8日夕方から9日にかけて大雨の恐れがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒を呼び掛けている。

 7日時点で梅雨前線は本州付近に停滞しており、本県を含む北陸地方は前線や低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、8日昼すぎから大気の状態が不安定となり、夜には広い範囲で雨となる見込み。

 上越市では4日の降り始めから7日午後4時までの雨量が、吉川区で140ミリ、安塚区で120ミリをそれぞれ超えている。

 8日午後6時までに予想される24時間降水量は上越の多い所で30ミリ。また、9日午後6時までに予想される24時間降水量は上越の多い所で50~100ミリ。梅雨前線の活動が予想より活発になった場合、警報級の大雨となる恐れもある。

◇避難指示を一部解除 糸魚川市来海沢地区

 糸魚川市は7日午前9時、地滑り災害被災地の同市来海沢地区に対し、大雨を警戒し6日午後4時に発令した避難指示を一部解除した。

 解除対象は県道東側地域の12世帯14人。西海地区公民館の避難所は閉鎖した。発令後は7世帯10人が避難所に、5世帯4人が親戚宅などに避難していた。

 県道西側地域の9世帯19人への避難指示(5月12日以降、避難勧告から名称変更)は継続される。

© 株式会社上越タイムス社