次世代を担うピアニスト、ヴィキングル・オラフソンがウィーン古典派の音楽に注目した新AL『モーツァルト&コンテンポラリーズ』発売決定

アイスランド出身のピアニスト、ヴィキングル・オラフソンが、ニュー・アルバム『モーツァルト&コンテンポラリーズ』を9月3日に発売することが決定。あわせて、同作から「モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545」の先行配信がスタートするとともに、ティザー映像も公開している。

<動画:Víkingur Ólafsson - Album Teaser

© Ari Magg

ヴィキングル・オラフソンは、2019年英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」受賞、2020年ドイツ『オーパス・クラシック賞』器楽録音(ピアノ)部門受賞と世界的な音楽賞を次々と射止める驚異的な才能、次世代を担うピアニストとして世界の注目を集めている。

新アルバム『モーツァルト&コンテンポラリーズ』は、作曲家たちが試行錯誤し、当時の古典派音楽に変化が起きていた10年間に焦点を当てた作品。ウィーン古典派を代表するモーツァルトのピアノ作品を、同時代の作曲家、ハイドン、C.P.E.バッハと、滅多に録音されないガルッピやチマローザの作品を並べ、オラフソンの得意とする独創的なプログラミングによって、芸術的にまとめている。

1780年代のモーツァルトの人生と芸術に限りない魅力を感じているというオラフソンは、次のようにコメント。

「モーツァルトは単なる作曲家ではありません。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして自分のために作曲していたときには、彼の独創性の源である遊び心をこれまで以上に発揮していたように思うのです。この時期のモーツァルトは、古典派の伝統を完成させながら、絶妙に覆してもいました…影がより濃く、ニュアンスや曖昧さの深みが増しています。」

また、本作を通して、“神童”のモーツァルトのイメージを払拭したいとも話す。

「有名な作品と無名のものが混在することで、モーツァルトの音楽に対して私たちが持っている偏見を取り除くことができるのではないかと期待しています。ガルッピやチマローザのような、驚くほど叙情的で希少な作品を発見したときに感じたような、自由で子供のような気持ちでモーツァルトの最もよく知られた作品にアプローチしていただきたいです。」

「モーツァルトを演奏すると、音楽家としての自分を知ることができるような気がします。彼は、音楽における自分の一番奥にある核心を反映しているように思えるのです。」

■商品情報

ヴィキングル・オラフソン

『モーツァルト&コンテンポラリーズ』

2021年9月3日発売

[MQA/UHQCD] UCCG-45022

定価¥3,080 

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