リヴァプールの監督を務めているユルゲン・クロップ氏が、11歳の少年ファンに向けて直接手紙を送ったと話題になっている。
『Mirror』によれば、手紙のやり取りをしたのはルイス・バルフェという少年。夏休みが終わったら中等学校の授業がスタートするが、それに不安を感じていた。
彼はユルゲン・クロップ監督に手紙を書き、「選手が緊張しているときにどのようなことをしますか?」と質問したとのこと。
すると、なんとユルゲン・クロップ監督から直接手紙の返信があり、その中にはこのようなメッセージが書かれていたという。
ユルゲン・クロップ
「秘密を教えてあげようか。私はナーバスになるよ。
正直に言えば、緊張しなければむしろ心配になる。なぜなら、緊張すればそのエネルギーをポジティブなものに変えるチャンスが得られるからだ。
君のような年齢の子供には奇妙に聞こえるだろうね。リヴァプールの監督が君と同じようなことを感じているとは。
手紙を見れば、君が非常に思慮深く、思いやりがある人間であることは明らかだ。そのような資質を持っているならば、緊張を避けることはとても難しい。
君は、『選手が緊張を感じているときにどうするか』と聞いた。それに対する返答はシンプルだよ。
『私にとって彼らがどれだけ重要なものなのか、どれほど信頼しているか』。それを彼らに思い出させる。
そして、君にとっても全く同じだ。家族にとって君がどれだけ重要なものなのか。
悪いことが起こるという未来を心配する必要はない。知っての通り私は決勝戦で何度も負けてきた。それはいい気分ではないが、家族や友人の力を借りて立ち直り、最終的には勝てた。本当に喜ばしい時間を迎えるために。
悪いサイクルに入ってしまったらそれは不可能だった。私はそう考えている。
君は自分自身について前向きになり、成長することができるであろう素晴らしい時間を楽しみにしてほしい。
そして、君はリヴァプールの家族の一員であることを忘れないでほしい。君と同じように幸せを求める数多の人々がいるのだ。
君のサポートは私にとって、そしてリヴァプールのすべての人にとって大きな意味がある。この手紙で、我々も君をサポートしていると証明してくれることを願っているよ。You’ll never walk alone.」
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なお、ルイスはもともとクロップから返信が来るとは考えていなかったため、届いたときにはまるで「over the moon」(月を超えるほど嬉しくて飛び上がった)とのこと。