筒香嘉智のリハビリ期間が終了 40人枠外でドジャース残留へ

日本時間7月8日、ドジャースの筒香嘉智がロースターの40人枠から外れてAAA級オクラホマシティに残留することが明らかになった。筒香は日本時間6月10日に右ふくらはぎ痛で故障者リスト入り。同18日からマイナーでのリハビリ出場を開始していたが、リハビリ出場が可能な20日間が経過したため、ドジャースは何らかの対応を取る必要があった。筒香はウエーバーを通過し、40人枠外のマイナー選手となることを受け入れたため、ドジャースに残留することが決まったようだ。

筒香は2019年オフにレイズと2年1200万ドルで契約。メジャー1年目は新型コロナウイルスのパンデミックのなかで60試合制の短縮シーズンという異例の環境でのプレーを強いられることになり、51試合に出場して打率.197、8本塁打、24打点、OPS.708に終わったが、ハードヒット率や四球率、ボール球に手を出す割合などの数値が優秀だったため、メジャー2年目の今季はブレイクが期待されていた。

ところが、開幕から26試合に出場して打率.167、0本塁打、5打点、OPS.462と全く打てず、日本時間5月12日にDFAとなり、4日後にはトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでも12試合で打率.120、0本塁打、2打点、OPS.410と成績は上向かず、日本時間6月10日には故障者リストに登録された。マイナーAAA級でのリハビリ出場でも15試合で打率.138、3本塁打、7打点、OPS.538と思うような結果を残すことはできておらず、打撃改造はまだ道半ばといったところ。マイナーでプレーを続け、打撃向上とメジャー再昇格を目指すことになる。

トレードの際に今季の筒香の年俸の大部分はレイズが負担することになっており、ドジャースが負担するのはメジャー最低保証年俸程度の金額と言われている。よって、ドジャースはほぼノーリスクで筒香の打撃改造が成功するかどうかを見守ることができる。メジャーで故障者が発生し、筒香がマイナーで打撃向上の兆しを見せていた場合、メジャー再昇格のチャンスが巡ってくるかもしれない。

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