角田裕毅が2022年用18インチF1タイヤのテストを実施。多数の選択肢を試し、131周を走行

 オーストリアのレッドブルリンクで行われたピレリF1の2022年用18インチタイヤ開発テストが2日目最終日を迎え、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が走行を行った。

 F1タイヤサプライヤーのピレリは、来年導入される新タイヤ開発のため、今年10回のテストをチームの協力のもとで行うことを決めている。7月6日、7日の2日間はオーストリアGPの舞台レッドブルリンクで、アルファタウリがスリックタイヤのテストを実施した。

 初日はピエール・ガスリーが担当、2日目に角田がタイヤテスト用に改造した旧型車を使用し、2022年プロトタイプタイヤでデータ収集に当たった。ピレリによると「角田は来年に向けて多数の選択肢を試した」ということで、午前中に59周、午後に72周、合計131周を走り、今週のテストを締めくくった。

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が18インチF1タイヤの開発テスト(レッドブルリンク)

 今年ここまで、18インチタイヤテストをフェラーリ、メルセデス、アルピーヌ、レッドブル・ホンダ、アルファロメオ、アルファタウリが行ってきた。次回はイギリスGP後のシルバーストンで、レッドブル、アストンマーティン、ハースが走行を行う予定となっている。

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