「仲が良くて、明るい雰囲気のチーム」と主将の髙橋は声を弾ませる。１年時は部員不足で連合チームでの出場、２年時は新型コロナウイルスの影響で全国大会中止と、現３年は紆余（うよ）曲折を経てきた。「最後の夏を、できるだけ長く」。思いを込めてプレーする。
打線は好打の１番髙橋が出塁すると勢いづく。俊足の２番江部と共に塁上で相手にプレッシャーをかけ、スイッチヒッターの有水ら中軸がかえす。積極的に次の塁を狙う「攻めの走塁」がチームに浸透しており、足を絡めた攻撃で得点につなげる。
相手打線には、緩急を生かして打たせて取るエース・石戸を軸に複数投手の継投で勝負し、遊撃・髙橋や中堅・江部を中心とした守備で盛り立てる。安田監督は「連携を大切に、エラーを恐れずプレーしてほしい。チャンスを物にし、先行逃げ切りが理想」と語る。
マネジャー・松下はなさん（３年） 振り返ってみると、ここまであっという間だった。最後はみんなが悔いなく、笑って終われる夏にしたい。
