ついにバルセロナが公式謝罪 グリーズマンとデンベレの差別発言は「非常に遺憾」

楽天の胸ロゴが入ったバルセロナのユニフォームを着るグリーズマン(ロイター)

スペイン1部バルセロナは7日、所属選手による日本人への差別発言について公式ホームページで謝罪した。

同クラブ所属のフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(30)と同代表FWウスマヌ・デンベレ(24)が日本人に差別的な発言をする動画が流出し、各方面で批判が噴出。バルセロナとスポンサー契約する楽天グループがバルセロナに抗議するとともに、コナミはグリーズマンとの契約を解除するなど大きな波紋が広がっていた。

バルセロナは7日、公式ホームページで「数日前にソーシャルメディアに掲載された、トップチームの選手2名が、滞在したホテルの従業員の方々などに侮蔑的な言動をとる様子が示された映像により、日本をはじめとするアジアのファンおよびパートナーの皆様に不快な思いをさせたことについて、非常に遺憾に思います」と謝罪した。

その上で「このような言動は、FCバルセロナが示し、守っていくべき価値観とは決して一致するものではありません。クラブおよびパートナーの価値は、FCバルセロナの経営陣、執行役員から、クラブの様々なスポーツチームの選手に至るまで、組織のあらゆるレベルにおいて守るべき信念です。クラブは、人種問題、差別、ダイバーシティに関する教育の改善を徹底します。FCバルセロナには、人種差別が入り込む余地はありません」などと記し、差別撲滅を誓っていた。

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