Vol.08 「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm F1.7」発表。望遠ズーム全域で開放値F1.7を実現[GH world]

小型軽量かつF1.7通しを両立した、新世代大口径望遠ズームレンズ登場

パナソニックは、デジタル一眼カメラLUMIX Gシリーズ採用の「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した交換レンズ「H-X2550」(以下:VARIO-SUMMILUX 25-50mm F1.7)を発表した。マイクロフォーサーズ規格で焦点距離25-50mm、35mm判換算で50-100mmの望遠ズームレンズで、ライカの光学基準をクリアしつつ、標準のズーム全域でF1.7の明るさ、最短撮影距離は0.28m、最大撮影倍数0.42倍を実現しているという。

レンズ構成とMTF特性

ASPHレンズ1枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚の特殊レンズを光学設計に最適配置し、絞り開放からズーム全域において、大口径単焦点レンズ並みの優れた描写性能、高品位なボケ味を楽しめるとしている。

1本で35mm判換算で50-100mmの大口径単焦点レンズ4本分(50mm、75mm、85mm、100mm)となる焦点距離をカバーしており、スナップショットやポートレート、風景などの領域で撮影可能。動画撮影では、これまで使用シーン毎に単焦点レンズの交換を必要としていたが、本製品は1本で複数の単焦点レンズの性能・画角をカバーが可能。利便性と機動力を発揮できるという。

静止画・動画撮影で高い操作性を実現

AF/MFの切り替えがフォーカスリングをスライドさせるだけで行えるフォーカスクラッチ機構

レンズ本体は、静止画・動画撮影の双方で高い操作性・機動力を実現すべく、滑らかな絞り値の変化を可能にするクリックレス仕様の「絞りリング」、フォーカシング時のピント位置の移動に伴い画角が変化するブリージング現象を抑制。また、AF/MFの切り替えがフォーカスリングをスライドさせるだけで素早く行えるフォーカスクラッチ機構を搭載。

防塵防滴・耐低音(-10C)仕様でさまざまな環境に対応

天候などに左右されることなく撮影が可能な防塵防滴・耐低温仕様で、幅広い撮影シーンをサポートする。

撮影者の意図に沿ったピント送りをサポート

MF時のリニア、ノンリニアの切り替えをカメラ本体で選択することで、リニア選択時のフォーカスリングの回転角度を変更可能。回転角度によるフォーカス駆動量を調整することで、シネマレンズのような直感的で細かなピント送りを実現し、クリエイターの表現意図に沿った撮影を可能としている。

VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7との組み合わせで10mmから50mmまでをF1.7通しでカバー

2019年8月22日に発売した「H-X1025」(LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.)に加え、開放F値固定タイプの「VARIO-SUMMILUX 25-50mm F1.7」をラインナップに加えることで、広角域の焦点距離10mm(35mm判換算20mm)から望遠域の焦点距離50mm(35mm判換算100mm)までを大口径F1.7通しでカバーするとしている。

F1.7通し同士でズームレンズの統一性を実現


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