フォーミュラE直系のEVコンパクトSUV『DS3クロスバック・Eテンス パフォーマンス・ライン』登場

 DSオートモビルのコンパクトラグジュアリーSUVとして登場し、2020年にもフルEVモデルとしてラインアップに加わった『DS3 CROSSBACK E-TENSE(DS3クロスバック・Eテンス)』に、ABBフォーミュラE選手権にて2019年、2020年と2年連続ダブルタイトルを獲得したDSテチーター・フォーミュラEチームからインスパイアされたレーシーなディテールを満載する特別仕様車『DS3 CROSSBACK E-TENSE PERFORMANCE Line』が登場。お馴染みの名称を持つ“次世代フォーミュラ直系”のエレクトリック・コンパクト・ラグジュアリーSUVが、7月5日から発売開始となっている。

 グループPSAの独自ブランドに進化し「130年余における自動車史の文脈でフレンチ・ラグジュアリーカーの復活を担う」と謳うDSオートモビルが“新生DSオートモビル第2幕”の始まりと位置づけた『DS3クロスバック』は、全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mmのコンパクトなボディに、彫刻的なスタイリングやフランス的意匠を凝らした伝統工芸を思わせるインテリアなど、挑戦的要素がふんだんに盛り込まれた。

 そのDSオートモビルの電動化を象徴する“E-TENSE”の名を持つ同モデルは、革新的なマルチエナジー対応の新開発プラットフォーム『eCMP』を採用し、100kW(136PS)/260Nmを発生するモーターと、50kWhのバッテリーを搭載することで、JC08モード398km、欧州WLTPモード航続距離320kmを実現。内燃機関特有の振動や音が存在しないことより、このセグメントでほかに類をみない静粛性を獲得している。

 そのDS3クロスバック・Eテンスに、これまでの内燃機関ラインアップでも設定されてきたお馴染みの特別仕様車が登場した。DSテチーター・フォーミュラEチーム由来のスポーティなエッセンスと、電動化テクノロジーの開発がフィードバックされた直接的な関係性を打ち出す同モデルのエクステリアは、フロントグリルのDSウイングのクロームとリヤランプ下端はマットブラック仕上げとし、より精悍さを強調する。

革新的なマルチエナジー対応の新開発プラットフォーム『eCMP』を採用し、100kW(136PS)/260Nmを発生するモーターと、50kWhのバッテリーを搭載する
ダッシュボードやドアトリムにはアルカンタラをあしらい、レーシーな雰囲気を演出する

■内装ステッチをカルマンとゴールドに統一し、特別感を演出

 さらにリヤガーニッシュはグロスブラック、足元にはオニキスブラックにカルマンのセンターキャップがアクセントとなる18インチの“MONZA”ホイールを装着するなど、各部で異なる質感と表情を持つ黒を組み合わせることで、スポーティでありながらエレガンスを感じさせる仕上がりとなっている。

 一方のインテリアは、ダッシュボードやドアトリムにアルカンタラをあしらいレーシーな雰囲気を演出。シートは座面中央にカルマンをアクセントカラーとした立体的なファブリックを採用し、サイドサポート内側もアルカンタラとすることでホールド性を高めスポーツ走行にも対応した。

 さらにステアリングホイール、ダッシュボード、ドアトリムなどのステッチはパフォーマンス・ラインのイメージカラーであるカルマン(カーマインレッド)とゴールドに統一し、特別感を演出している。

 その他の装備もベースモデルのGrand Chic(グランシック)に準拠し、車線内の任意の位置を設定できキープするDSドライブアシストなどのADAS(先進運転支援システム)や、FOCAL(フォーカル)製のElectra HiFi 12スピーカー、ヘッドアップディスプレイなどを搭載。カラーはノアールペルラネラのルーフを基本にグリ プラチナムとブラン パールナクレの2色が用意され、価格は534万円(税込)となっている。

2020-2021シーズンも好調を維持するDSテチーターは、モナコE-Prixでアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがポール・トゥ・ウインを決めている
ボディカラーはノアールペルラネラのルーフを基本にグリ プラチナムとブラン パールナクレの2色が用意される

DSコール TEL:0120-92-6813
DSオートモビル:https://www.dsautomobiles.jp/

© 株式会社三栄