田中康夫氏が横浜市長選に出馬表明 16年には参院選挑戦も「維新に関しては黒歴史ですね」

出馬を表明した田中康夫氏

元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)が8日、横浜市内で横浜市長選挙(8月8日告示、22日投開票)への出馬会見を行った。田中氏は「創る・護る・救う」を掲げて、12の取り組みを公表。学校給食や保留児童の問題を訴えた。同選挙には現時点で現職の林文子市長、閣僚を辞任して挑戦の小此木八郎氏ら8人が名乗り出る混戦模様となっている。

同選挙ではカジノの行方も注目されている。横浜は統合型リゾート施設(IR)の誘致が問題になっていた。田中氏は「カジノに関しては市民のコンセンサスが取れている」と世論調査などで住民の過半数がカジノ反対であることを強調。自身も反対だとした。

一方で、田中氏は2016年の参院選に「おおさか維新の会」から出馬していた。維新といえばカジノに前向きのイメージ。この点について説明を求められると、「維新に関しては黒歴史ですね」と一言。黒歴史とは〝なかったことにしたい過去〟の意味のスラング。今はすっかり脱維新だった。

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