【東京五輪】来日バッハ会長の隔離“たった3日”に非難ごうごう「日本を馬鹿にしてる」

来日したバッハ会長(代表撮影)

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が来日し「隔離3日間」に猛批判が上がっている。

来日したバッハ会長は都内のホテルに移動して明日以降3日間の隔離期間に入るが、隔離の日数に注目が集まっている。

政府は全ての国・地域からの外国人の新規入国を原則拒否している。「特段の事情」で入国を許可する場合はあるものの、指定施設などで14日間の隔離を求めている。しかし東京五輪パラリンピックの選手や関係者に対しては、隔離を免除する特例措置が適用されるためバッハ会長はわずか3日間の隔離で〝野放し〟になる。現在日本では感染力の強いデルタ株が広がっており、今後は毒性も強いラムダ株の上陸が懸念されている状況だけに、この特例措置に国民からは怒りや不安の声が渦巻いているのだ。

ネット上では「バッハ氏は隔離3日では不充分。ちゃんと2週間隔離を」「日本を馬鹿にしてる。五輪特例ばかり認めたら、変異株爆誕だよ」と特定措置の是正を求める意見や「閉会式まで隔離しとけ!」と怒りの声も。

また「14日間をちゃんと守った人間として不公平感が。次は僕も守るの3日間にするか」と今後入国した際に〝隔離破り〟を示唆する声も上がった。国民としてはバッハ会長ら〝五輪貴族〟や選手ばかりが特別扱いされる現状に不満が出るのは当然と言えるだろう。

バッハ会長の来日をきっかけに、東京五輪の開催を疑問視する国民の怒りがピークに達しようとしている。

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