【J1仙台】〝中指騒動〟FWカルドーゾ厳重注意も波紋拡大「サポーターはスタジアム出禁」

J1仙台は8日、3日に行われた浦和戦でFWフェリペ・カルドーゾ(22)に「侮辱的で不適切な行為があった」として厳重注意処分を下したことを発表した。

仙台は「同行為につきましては、リスペクト精神を欠くものであり、Jリーグからの厳重注意を厳粛に受け止め、改めて当クラブから当該選手に厳重注意をいたしました」と表明。そのうえで「このたびは、浦和レッズの関係者の方々をはじめ、両クラブのファン、サポーター、サッカーファンのみなさま、Jリーグおよび、各クラブの関係者の方々にご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

そして今後の対応策として「7月中旬からのリーグ中断期間に、コンプライアンス、インテグリティの研修をチームとして実施し、今後に向けて再発防止に努めてまいります」との方針を示した。

ただ、ファンやサポーターからは今回の処分が軽いとして疑問視する声が上がっている。

ネット上ではカルドーゾが問題となった場面で中指を立てているように見える画像が投稿されており「まさか試合中に槙野に中指立てておいて厳重注意で終わりじゃないよね? これはあくまで途中経過の報告だよね? 映像という証拠もあるんだから厳重注意で終わりの訳がない。Jリーグも仙台もちょっと考えが甘いのでは」との声や、「サポーターが中指立てたらスタジアム出禁にするのに、選手が中指立てたら注意で済ます」と過去に仙台サポーターが中指を立てたことで8試合の入場禁止になった例などを挙げて今回の対応を批判する声も出ている。

仙台の助っ人FWの行為に波紋が広がりそうだ。

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