上越市に移住を希望する人を対象としたオンラインセミナーが4日、行われた。今回は「子育て」をテーマに、同市へ移住した2人の女性が、市内での子育てや地域の魅力について語った他、参加者からの質問に答えた。
毎年2回、首都圏などの上越市移住希望者を対象に、同市が東京で行ってきたセミナー。新型コロナウイルスの影響で昨年から、オンライン形式で実施している。
今回は、関東圏などから11組12人が参加。いずれも上越市在住の太田喜子さん(東京都出身、2020年移住)と吉田恵理さん(北海道出身、09年移住)が、子育てに関する話題を中心に、上越市について語った。
夫の実家である上越市に移住した太田さんは、子育て環境としての同市に言及。自然にあふれ、広々として無料で遊べる場所が多く、隣接する長野県や妙高市へのアクセスが良好なのも魅力とした。安くて充実した保育園のカリキュラムや各種習い事にも触れ、「移住してから、子どもが毎日楽しそう。家でも外でもたくさん遊べ、子育てのストレスもなくなった」と評価した。
吉田さんは仕事の関係で、青森出身の夫と移住し、高田地区の町屋で暮らす。地域でのイベントが豊富で、女性でも楽しめる町と紹介。子どもを取り巻く環境も「近所に子どもをかわいがってもらって、生活も安心。魅力は語り尽くせないが、皆さんと楽しい町にしていきたい」と語った。