巨人・直江がまさかの3回途中1失点で降板 原采配の真意は…

巨人・直江は3回途中で無念の降板となった

またも〝非情采配〟の憂き目に――。巨人の直江大輔投手(21)が、8日の中日戦(東京ドーム)にプロ初勝利をかけ今季初先発するも、3回途中1失点で降板となった。

初回は三者凡退に打ち取り、上々の立ち上がりを見せた直江。2回も走者を出しながらも失点は許さず、この日も絶好調かに思えたが、続く3回には先頭打者・根尾にストレートの四球。その後に犠打で一死二塁とすると、京田に左翼への適時打を放たれてあっさりと先制点を失った。

なんとか立て直したい直江だったが、一走・京田の盗塁死で二死走者なしとするも、今度は加藤翔に左前打を許して再び走者を背負う。するとここで指揮官がベンチを出て、まさかの交代。場内からは驚きにも似たどよめきが沸いた。結局この回は2番手・今村が大島から空振り三振を奪って追加点は許さなかった。

直江は昨年9月21日の広島戦でも、勝利投手の権利を目前に交代。4回1/3を投げ2失点と、初勝利まであと一歩のところで無念の降板となっていた。

右腕は3回こそ投球の不安定さを見せていたものの、この日に許した安打はわずか3本。〝原采配〟ゆえともいえる、この交代劇が、果たして吉と出るか、凶と出るか――。

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