【東京五輪】東京に緊急事態宣言発出でバッハ会長の広島訪問どうなる

ホテルに到着したIOCバッハ会長(代表撮影)

東京に緊急事態宣言が発出されたことで、来日した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)の広島訪問計画も再考を余儀なくされそうだ。

政府は東京で新型コロナウイルス感染者が急増している事態を受けて、12日から東京で緊急事態宣言を発出することを決定した。これを受けて注目されるのが、バッハ会長が16日に予定している広島訪問だ。

政府は東京から他県への不要不急の移動を控えるように強く求めたが、バッハ会長の広島訪問は誰がどう見ても〝不要不急〟。

バッハ会長が訪問すれば随行する関係者が大勢いるため、当然感染リスクは高まる。しかも被爆者団体からもバッハ会長の来訪に反対する声が上がっており、まさに〝招かれざる客〟だ。

そのため、国民の間からはネット上で「緊急事態宣言の出た東京から、わざわざ広島に来なくていい! 東京で大人しくしてろ!」「広島訪問絶対阻止! 国土が汚れ、原爆犠牲者の御霊に失礼だ」と訪問に反対する声が続出している。

さらに現在、中国地方は豪雨災害に見舞われていることもあり「雨で大変なのに広島に行くなんてもってのほか。何様のつもりだ」「バッハ来るな! それどころじゃない! by広島県民」とバッハ会長の訪問に拒否反応を示す声が多数だ。

まさに四面楚歌の広島訪問計画。それでもバッハ会長は自己満足のために不要不急の訪問を強行するのだろうか。

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